「C to B時代」

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 佐藤康博みずほフィナンシャルグループ社長

blogC(消費者)がB(企業)をリードする。この流れは、モノ作りの工程と流通の構造そのものを大きく変える革命と言える。

個々の個性や多様な要求を、正当に汲み上げる事が出来る社会。それは、多様性が許容される社会であり、多様な個性が認知される社会である。「個性豊かなマス(大衆)」に、どう対応できるかが、企業の持続的発展に不可欠となる。

これは、日本のモノ作りの評価が変わる大きなチャンスである。つまり、日本のきめ細かさや丁寧さが、非効率というネガティブな評価から、多様性への対応というポジティブな評価に変わる。データを効率的に蓄積する。それをAIのディープラーニング機能を活用して認識、加工する。

それを更に、自らの企業活動に活かして行けるかが、企業の成長を決める。この「C to Bの衝撃」をどう生かしていくか、リーダーの覚悟と構想力が問われる。

エンシンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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