『「成功している男」の服飾戦略』

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しぎはらひろこ

服装は、お会いする相手への「リスペクト」。リスペクトなしに、人と良い関係を築くなど、あり得ません。良い関係ができなければ、良いビジネスもできない。当たり前のことですが、意外とできていない人は多いものです。

リスペクトと言えば、以前、元国連事務次長の明石康さんに「グローバル化に際して一番大事なことは?」と尋ねた際、「異文化へのリスペクトですね」と教えられました。
リスペクトを表現するためにも、やはり服装についてはどこかできちんと学んでおきたい。

本来、「意匠」(衣装)とは、「中身を明確に資格情報化したもの」

カジュアルスタイルには「品格小物」で格上げを
ジャケパンスタイルの時こそ、「フォーマルな印象」を強調するポケットチーフやカフリンクスを使えば、広告代理店勤務という「トレンドに敏感な職種」にふさわしい装いになる
鞄が布やナイロン製の場合、角がきちんとある「スクエア型」にすると、きちんとした印象になる
センタープレスのウールパンツの時には、紐靴を選ぶとフォーマル度が上がる
少人数のセミナーでは、ホワイトボードなどを使って説明する際、袖口から「カフリンクス」がさりげなくのぞくと、上品さ、クラス感が醸し出される
日々のスーツを購入する際の価格の目安は、年収の一・二%だ。
勝負スーツに関しては、年収の一・五~三%が目安

実際のところ、グレーのスーツを着こなすのは難しい。なぜなら、フラノ(やや厚地の毛織物)など素材に高級感がないと、いくら身体にフィットさせたスーツをつくっても、グレーという色が持っている「ちょっと疲れた感」が出てしまうからだ
茶色は黄色人種である日本人には顔映えがあまりよくない
色ネクタイの生地にも、いくつかの種類があるが、シルクが最も一般的に使われている素材で、あらゆるビジネスシーンで使うことができる

弔事の場ではディンプルを入れないのがマナー
正式なビジネスシーンでは靴紐がついた革靴をはくのが基本
謝罪の場では、「謙虚・地味」に見える衣服を選ぶことが鉄則だ。
避けるべきは光沢素材や華やかな色や柄。
光沢を感じさせない艶消し素材のスーツを着用すること

「転職の面接」での装いで重要なのは、「ヘッドハンティングされたポジションにふさわしいクラスの人間」であることを証明するような服、「入社後に活躍している姿を連想させる服」を着ていくこと

アルコール、除菌、マスクの仲間の勉強塾より

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