『わがセブン秘録』

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鈴木敏文

未来を起点にして「跳ぶ」発想が大切だ。反対論は「過去の延長線上」から出てきますが、大事なのは、未来を起点にした発想。過去が今を決めるのではなく、未来が今を決めるという発想
計画的に生きるだけが人間の生き方でしょうか。
そのときそのときに直面するものごとに懸命に取り組んでいく
生き方もあるのではないか
反対論は「過去の延長線上」から出てくる
楽なことほど危険なことはない

タンスの中が服でいっぱいならば、タンスの中を空ける仕かけを考えればいい。そこで思いついたのが、現金下取りセールでした

過去が今を決めるのではなく、未来が今を決める「未来を起点にした発想」は、「こうありたい」「こうあるべきだ」という思いが根底にあるため主体的な生き方になります
制約条件固定型の人には、新しい挑戦はとうてい不可能でしょう。制約を排除すれば、多くのことが不可能から可能に変わります

「完売」は「売り手の満足」「買い手の不満足」


もし、水道光熱費がオーナー負担になると、オーナーは少しでも経費を削減し、利益を増やそうとして、電気代を節約しようと考えるでしょう。その結果、夜、店舗は照明が不十分になり、集客力が下がってしまう。一方、80%を本部が負担するなら、電気代はさほど気にせず、照明を必要十分な明るさに保とうとする。これが人間の心理です
大切なのはお客様にとって、何が正しいかです。

「真のプロフェッショナル」とは、過去の経験をその都度、否定的に問い直し、常に「判断の尺度」を「お客様」に合わせられる人です
人間は何かにしがみつくと本当の力は出せない
ネット販売の特性を活かせば、お客様の潜在的ニーズにこたえる少量生産も可能になる。そのなかでヒットすれば、リアル店舗での展開も可能になる。
それがお客様を起点とした「顧客戦略」の発想です。

だからこそ、オムニチャネルにおいては、商品開発力が問われる「明日のお客様」が求めるものは目に見えなくても、その答えはお客様の心理のなかに潜んでいる。そして、売り手やつくり手も、一歩仕事を離れれば、誰もがお客としての心理を持つ
誰もが「未来」と「お客様」から「宿題」を与えられている。それにきちっと答えていくことができれば、必ず、「自分で満足できる働き方」ができるはずです

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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