「社長業のすすめ方」

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牟田学 

社長業は、儲け方が下手だと務まらない

全社員と家族の幸福や広く社会に貢献するという崇高な目的を掲げていても金儲けが下手であればたったそれだけで全員を不幸にしてしまう

社長という職業は、実に身近なところで毎日毎日の社員の生活の糧を握っている職業である

どんなにキレイ事の理屈をいっても御託を山ほど並べても現実に不幸の大半が金で解決していることを社長は肝に銘じて知るべきである
身を殺して仁をなすくらいののめり込んだ職業意識がなければ、まず務まらない

資本主義は過度の成熟段階を迎えて競争の科学は、とてつもなく急速に発達している
社長は金儲けという人間の本音の部分でふてぶてしく資本主義の代表選手としてその権化に徹すべきである

業績を落として苦しんでいる会社人が集まらない会社
売れない商品を抱えている会社
過剰な設備投資や固定資産投資で資金繰りが困難な会社
一時の儲けを永遠に続くものと錯覚した会社

サービス業がサービスを忘れ客商売が客を忘れて、その挙句売上げは減少し、利益も損となってしまい全員の不幸が始まる現実を多く見てきた

どんなに崇高なロマンや哲学や思想があってもそれが重要で実現させなければならない目的ならぱ儲けるということへの戦略や戦術が稚拙であってはならないのだ

実現できなければ、崇高なロマンや哲学や思想も絵に画いた餅になってしまう

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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