グローバル人間の育成は疑問

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鳥飼玖美子
外交交渉や海外商談で負けないよう、
英語でのコミュニケーション能力を高めよう。
英語力が付けば、国際競争力が高まると思っている。これは、大きな間違いだ。言い負かされてしまうのは、日本人の英語力が不足しているからではない。
姿勢の問題です。
相手と粘り強く意見を戦わせていく。日本人は、これが苦手です。諦めが早い。徹底的にやり合う事をしない。諦めの早さは、常に感じていた。
奥ゆかしさは、日本の文化なのかもしれません。素晴らしいと思います。
しかし、自己主張を良しとする文化で育った人たちとやりとりをする場合は、
弱みになってしまう。
日本の教育では、説き伏せる、反論するといったことを学んでいません。
英語力が高まっても、こうした姿勢が身についてないと勝てない。
英語が流暢に話せるからといって、
それがそのまま、世界に通用する人材とはならないのです。

多様性が求められる職場。いろんな個性を持った人が集まると、
以心伝心とはいきません。
エンジンオイル、OEM、アルコール、除菌、マスクを進めるうえでも
相手に自分の意思を伝えることは大切になってきます。

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