仏陀の教え

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「宇宙を知るということは、
宇宙を勉強して知ることによって、
自分の人生がどう変わったかということを以て、
知る、ということです。

だから「《わかる》ということは
《かわる》ということです」。

その人の行動が《かわった》ことを以て、
本当に《わかった》ことになる。
行動に示せなければ、分かったことにはならない。

仏教には修行がつきものですが、
修行することの意味は何か。

それは、《わかる》と《かわる》を例にとって言えば、
《わかる》→《かわる》という方向とは逆に、
《かわる》→《わかる》という方向も見れば理解できます。

《わかる》→《かわる》が
《心》から《からだ》に働きかける方向なら、
《かわる》→《わかる》は
《からだ》から《心》に働きかける方向です。

つまり、行動が《かわる》ことによって、
ある境地を理解できる、
すなわち《わかる》ということになります。

仏教は最終的には悟りを目指しますが、
いきなり悟ることは無理です。

そこでブッダが制定した戒律を守り、
また修行を重ねることで、
悟りの境地を体得する(わかる)ことを目指す。
心と体はつながっているので
まずは形から入って、からだを習慣づけ、悟りへ導く。

仏教での「律儀」とは、
「殺さない・盗まない」等の戒律を守ることで、
《悪を抑制すること》を意味する。

これが習慣になれば、悪を犯そうと思っても犯せなくなり、
「善の習慣化(律儀)」が結果として悟りをもたらします。

良い行いは習慣化する。5S運動なども、エンジンオイルのOEMに
好い結果をもたらすでしょう。
仏教のスタイルは今でも、有効に使えます。

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