石田秀揮
従来の豊かさの概念を変えて
新しいライフスタイルを創るのが一番大事ですが、
それが難しい。
研究により、20~60歳ぐらいの人は、まず利便性、
そして自然や楽しみを欲し、
続いて社会との一体感や自分の成長を求めている
ことが分かりました。
さらに分析すると、
制約を超えて何かを成し遂げた時に
愛着や達成感が湧く。
制約が人を育てる。
まさに昔の人たちが経験してきたことです。
昔の人が今の人と違うのは、
生活が苦しくても必ず楽しみや遊びを見つけている。
自然に生かされていることを知りつつ、
自然を思いっきり自由に使っていました。
もう一つは、コミュニティーの力の強さです。
今は、お金で便利な技術やサービスを買え、
コミュニティー無しでも生きられるようになった。
しかし、私たちは本質的には、つながりを求めている。
それを新しく創るのが私たちの仕事です。
日本の文化を作った生活原理は、
自然に寄り添い暮らす
助け合う仕組み
家族みんなが役割を持つ
など44の言葉に集約された。
沖永良部では、自然が圧倒的に強く、
食、集い、楽しみという3つの柱を
仕事が横軸でつないでいた。
ワークとライフが完全に重なり
コミュニティーがその接着剤になっていました。
これをベースに、昔に戻るのではなく、
新しいライフスタイルを再構築したい。
ワークとライフが重なる。これが理想ですね。
昔は職=生活だった。
それを生業(なりわい)と言ってましたな。
エンジンオイルのOEMも、これで行きましょう。