リーダーシップは要らなかった

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デイヴ・ローガンは
リーダーシップの疑問を解明にするために 
2万4000人を対象にした
10年に及ぶ追跡調査を実施しました。 
すると意外なことに会社の中で部下を動かすのに 
リーダーシップはほとんど関係ないことが分かったのです。

「トライブ」という言葉は
日本語にすると部族という意味ですが、 
ここでは会社の中の組織や集団という
意味で使われています。 
ローガンが長年の調査の末に発見したのは、 
組織の中にいる人は5種類のトライブ(種族)の 
どれかに属しているということでした。

ローガンが発見したトライブは
以下の5つの段階に分けることができます。 
組織の中にいる人はそれぞれの段階に応じて、 
このような特徴的な違いがあります。

上位のトライブにいる人は
言われなくても仕事をしますが、 
下位にいる人は不平不満ばかりなので
最低限の仕事しかやりません。 
従って、上位のトライブの人が多い組織ほど 
素晴らしい仕事を達成することができます。

ですので、どんなに優れたリーダーでも 
トライブの低い人達ばかりの環境に行けば
いい仕事ができるわけがありませんし、 
トライブの高い人達が集まる組織に行けば、 
平凡なリーダーでも
能力以上のパフォーマンスを発揮できるというわけです。

つまり、組織の中にいる人間を動かすための鍵となるのは 
あなたのリーダーシップ能力うんぬんの話ではなく 
組織の中にいる人のトライブの問題だったのです。 
動かない人の集まる組織に置かれたリーダーの役割は 
リーダーシップを発揮したり、 
新しい人事制度や採用試験を考えたりして
人の入れ替えをすることではなく、 
部下のトライブの段階を上げることです。

トライブの段階を上げるだけで
部下は勝手に自分で仕事を考えて、 
勝手に動き出し、勝手に成果を出していきます。 
どんな人でも心の奥底では
いい仕事をしたいと思っています。 
誰かの役に立ちたいと思っています。
働きがいを求めています。 
リーダーの役割はその想いを
後押ししてあげるだけなのです。

トライブ5 純粋な好奇心 人生は素晴らしい
トライブ4 トライブの誇り 私たちは素晴らしいが、あなたたちはダメだ
トライブ3 孤独な戦士 私は素晴らしいが、おなたはダルだ
トライブ2 無気力な犠牲者 私の人生は最低だ
トライブ1 絶望的な敵意 人生は最低だ

エンジンオイルのOEMも、教育が大切でんな。
トライブを考えてやってみよう。

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