『最後までやりきる力』

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スティーヴ・レヴィンソン、クリス・クーパー

起業で一番難しいのは、ビジネスプランを立てることでも、
資金繰りを考えることでもありません。 
決めたことを「やりきる仕組み」をどう作るかなのです。

裁量が広がると「最後までやりきる」のが困難になる

起業すると、確かに快適な自由を獲得できるのですが、
誰にも指図されずに済む反面、
「やりきる力」を失いがちになるのです。

裁量が広がると、やる気の起こらない
重要な仕事をやりとげる助けになってくれる
インフラが減る

やるべきことを心に決めたら、
やりとげる達人はふらふらしない。 
成功を妨げるような遊びの空間を
決意と行動の間に挟まないのだ

合図は特定の行動を促すだけのためにも使えるが、
決意の背景にあるより大きな目的を呼び覚ますのに使えば
いっそうの効果が期待できる

最も賢い闘い方は、意志の力に頼らなくてすむよう、
誘惑の元を完全に絶つこと

先に正しいことを少しだけすれば、
その後に誘惑に負けてもいいことにする

正しいことを行うよう説得する努力よりも、
強制する環境のほうが効果的である
やろうと思ったことを実行する最も確実な方法は、
ほかに選択肢がないと感じるような
強制的な環境をつくることだ

世界に向けて正式に誓うことで生まれる
やりとげる力は特別だ。
誓いを絶対に守らなければと頭ではなく心から感じる

後戻りできなくすることが、
前に進むための最良の方法であることもある

やりとげられなかった場合の結果にリアリティをもたせる

やりとげる決意をするのにはまっとうな動機が必要だが、
実行するにはそれとは別の差し迫った理由が必要なのだ

決意を実行に移すための意志の力が節約できるのであれば、
誰かに報酬を払って肩代わりしてもらうことも検討すべきだ

決意にはそれぞれ、「やりとげるための計画」が必要だ

最悪なのは、全面的に守るつもりがなくなった決意を、
リストに残しておくことだ

安らぎや満足感を求めているのであれば、
守れないほど多くの誓いを立てるよりも
誓いの数を少なくしてすべて守るのが望ましい

どうしても必要でないかぎり、意志の力には頼らない

準備に失敗している人は、失敗の準備をしているのだ。
───ベンジャミン・フランクリン

風が吹かないなら、オールを使えばいい。
───古代ローマのことわざ

いつでもできることは、いつまでもできない。
───スコットランドのことわざ

成功の秘訣は、始めることだ。───マーク・トウェイン

成功とはハシゴである。
手をポケットに突っ込んでいたのではのぼれない。 
───アメリカのことわざ

成功の秘訣は始めること。
エンジンオイルのOEMにも生かしましょ。

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