十六世紀のはじめ、日本を訪れたザビエルが
驚きと感激の文字を綴っている。
「日本人には、キリスト教国民のもっていない
一つの特質がある。
これは武士がいかに貧しくとも、
その貧しい武士が富裕な人々から
富豪と同様に尊敬されていることだ。
彼らは武士、平民を問わず、
貧しさを恥と思う者は一人もいない」
これは宰相の条件ではあるが、
人物になるための条件でもある。
それは、うまくいっている時と、
まずくなった時の生き様の問題だ。
調子のいい時、威勢がいい時は、
とかく有頂天になりがちだ。
すると、偉そうになったり、人を見下したりと、
卑しくなる。
逆に、勢いがなくなったり、落ちぶれてしまったときは、
心に余裕がなくなり、愚痴や不平不満も多くなり、
お金にも汚くなり、これまた、卑しくなる。
言動が粗野であっても、決して卑しい行いや態度はとらない、
という気骨の人が望まれる。
人間学を修め、卑ではない気骨の人になろう。
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

