ビートたけし
始めなきゃウソ
人間はどんなに頑張ったって「他人から認められたい」
という承認欲求を完全には捨て去れない
笑いのネタを考えたり、絵を描いたり、小説を書いたり
なんていう創作の時間ってのは、とても孤独な時間だ。
誰かに助けてもらえるもんじゃないからね。
だけど、その先に「他人にウケたい」って目的があるから、
孤独な作業にも耐えられるし、
楽しくなるってのが事実なんだよな
その考え方には大きな落とし穴がある。
それは、「尊敬できる老人」かどうかを判断するのは、
大抵が自分たちより若い世代のヤツラだってことだよ。
だから、社会的に敬われる存在、
模範的な存在であろうとすると、
結局は「若い世代に気に入られるかどうか」って
話になっちまうんだよな
人間、普通に生きてりゃ本来は歳を取るほど
ワガママになるもんだ。
「人に好かれよう」「尊敬されたい」なんて思って
窮屈にならずに、
ヒンシュク上等で余生を楽しみゃいいんだっての
町内会の飲み会で、酒の肴に
死んじまった近所のジジイやババアの話をする時、
「いい人」の話なんて出てきやしない。
そういう時にみんなが懐かしむのは、
ワガママで迷惑ばっかりかけてたヤツの方なんだよな
「オレはいつまでも若い」なんて威張ってるヤツは、
単に「自己客観視する能力」がないだけだ
歳を取ってくると、そういう分別こそが大事になってくる。
できること、できないことの見分け方こそ大事なんだ
カネを天国に持っていくことはできないけど、
松方さんみたいな破天荒な話は、
残された人の心にいつまでも残る
結局、テレビの世界で「ウケる」っていうのは、
意外性があるかどうかに尽きるんだよ
もう国民すべてがテレビの前で熱狂するなんて時代は終わった
メディアと当時に潰れるのは二流。
一流は自分の芸を媒体に最適化させる
タレントでも政治でも、人気商売ってものの基本的な考えは
「新鮮さが薄れるほど人気は落ちる」ってことだ。
勢いがあって、世間の注目が集まっているうちに
「次の手」を打っておかないと、
世間はドンドン飽きていってしまうんだよ
「人間はこれからヤバイ」って話は違うんじゃないか。
このAI化を進めてるのは、
何より「賢い一部の人間」なわけでね。
AI化の問題ってのも、本質的には「格差」なんだよ。
賢くってカネを持ってる人間が、
「普通のヤツ」に払う金をケチろうと考えた結果が、
AI化なんでさ
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

