明治大学教授、齋藤孝
人生後半を充実させるテーマとして、
「ワクワクを増やす」ことを掲げたい。
気持ちがワクワクするのは、
これからの出来事に期待が高まっているときです。
期待感で心が動いている。
知らずしらずのうちに、ちょっとテンションが上がっている。
「ワクワク」は、「イキイキ」の火つけ役です。
ワクワクのタネを増やしていくことが、
イキイキとした時間を増やしてくれます。
では、どうしたらワクワクを増やしていけるのか。
一つは、好きなこと、楽しくなることをやること。
二つ目は、いいところ探しをすること。
ただ散歩しているときと、
何かいい写真を撮りたいと思いながら歩くときとでは、
てくるものが違ってきます。
漫然と見るのではなく、
いいところを見つけようとすることで、
細やかに関心が向くようになる。
それによって、気づきが多くなる。
心が動きやすくなるのです。
三つ目としては、子どものように面白がること。
子どもは、知りたがり、やりたがりです。
昆虫に興味を持ったら、自分で虫捕りをしたい。
ダンスを見てカッコいいと思ったら、
自分もそれを踊れるようになりたい。
何にでも関わってみたい、体験したいのです。
好奇心がそのまま自分をつき動かす情熱になるのが、
子どもの特徴です。
そこで、心の状態として、小学3、4年生ぐらいの
子どもの感覚を目標にする。
「10歳のときの自分だったら、どうしたかな?
面白がって、こんなことをしたんじゃないか、
あんなことをしたんじゃないか」と考える。
これもワクワク感をかき立てやすくする方法です。
四国・宇和島に蓮華寺の山門
「人間にとって最も大切なもの、それは童心を忘れないこと、
童心とは神に最も近く接する姿である」。
子ども心に近づけば近づくほど神様と一緒になれる。
アメリカの詩人ワーズワース
「大人になっても虹を見て心が躍る自分が一番うれしい」と。
人間的に魅力があると思われる人はどこか子どもっぽさ、
あどけなさを持っている。
また、それは長寿の秘訣でもある
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

