日本老年学会と日本老年医学会は共同で2017年3月に
「高齢者に関する定義 検討ワーキンググループ」報告書を発表し、
高齢者の定義を65歳以上から75歳以上とし、
65~74歳を「准高齢者」、90歳以上を「超高齢者」にすべきと提言した。

つまり、医学界は現在の75歳は昔の65歳と同じくらいの若さだと考えている。

人によっては、まだ活躍の余地はあるのに、
50代でビジネスの第一線から強制的に排除される制度を「常識」として受け入れてしまうと、
自ずとやる気が削がれ、引退モードに入ってしまう。
一方、経営者には定年がなく、定年制の枠にキャリアや生き方が縛られることはない。

もし、60歳を超えても活躍したいなら、定年制度という「常識」が決めた流れに身を任せないこと。
その枠組みの発想から脱却することが第一歩になる。
60歳以降も活躍するためのポイントとしては、
50代に入ってもビジネスの最前線で仕事を続けることが非常に重要だ。

    自分がビジネスの最前線に立つ。地位と経験に安住せず、ドキドキするような仕事に挑み続ける。
    これを50歳になる頃から意識して動く。市場と繋がり続けることが重要。
    こうした動きを自らしていくには、新しい物事や動向を知りたいという好奇心を常に高く保つことが大切。

    自分の置かれた環境や状態も含めて面白がれるマインドセットがあると、無理なく楽しく好奇心を発揮できる。
    最終的に「周りから必要とされるから引退できない」という状態をつくることが理想だ。

    エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より