マーク・レクラウ
人間関係の技術を身につけたいなら、
まず人間とは、どういうものかを理解しなければならない。
あなたがどんな人であろうと、
人間は常にあなたより、自分に大きな関心を抱いている。
あなた自身も、他人より自分に大きな関心を抱いているはず。
どんな人でも興味をそそられる
会話の最大のテーマは何か?
それは「自分自身」と言っても、皮肉ではない。
これはまぎれもない真実だ。
あなたが相手を会話のテーマに選べば、
相手は喜んで話をしてくれるはず。
なぜなら、相手はそのテーマに大きな関心を示すからだ。
パーティに行って誰かと話したとき、
その人が延々と自分について話すのを聞かされて、
うんざりしたことはありりますね。
その一方で、誰かがあなたについて適切な質問をし、
話をじっくり聞いてくれた時、どう感じましたか?
あなたは、どちらのタイプの人が好きですか?
相手と話すときは、会話の中心を自分ではなく
相手にするように配慮すると心をとらえることができる。
たとえば、こんな質問が効果的だ。
「どんなお仕事をしていらっしゃるのですか?」
「趣味は何ですか?」
「好きな〇〇は何ですか?」
「最近、調子はいかがですか?」
「何かしてみたいことはありますか?」
誠実な気持ちで相手に関心を示し、
相手が自分自身について話すように会話を誘導しよう。
人は皆、自分について話すのが大好きだという
事実をよく覚えておく。
人は自分のことを話したくてたまらない存在だ。
放っておくと、いつまででも話してしまう。
沈黙には忍耐が必要だ。
しゃべりたくてウズウズしてしまう自分を
コントロールしなければならないからだ。
自分はうなずきや相槌(あいづち)に徹し、
相手にしゃべってもらうことができる人には
限りない魅力がある。
人は皆、自分について話すのが大好きだという
事実を忘れない。
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より