世間の人は、「仕事は難しい、難しい」っていいます。
でも、一人さんは「そうでもないよ」って。
だって、仕事は当たり前をやってれば、
当たり前にうまく行くんだよ。
「じゃあ、当たり前って、なんですか?」っていったとき、
人のお役に立つこと。
仕事って、どのぐらい、人さまのお役に立っているか、
なんです。
そうすると、私なんかの場合だと、
お客さんのお役に立つ商品を作る。
それと、私は社長だから、お給料出したり、
やりがいのある仕事を作ったりするんですけど。
ウチの仕事をしている人たちやお客さんの
お役に立つことをする。
サラリーマンだったら、会社の役に立つことはなんだろう、
って一生懸命考えて、会社の役に立つことをする。
職場の仲間に仕事のやり方を教えたりして仲間のお役に立つ。
お店をやっている人は、たとえば焼き肉屋だったら、
おいしい焼き肉を食べさす他に、
最高の笑顔で、最高に感じがいいおもてなしをするには
どうしたらいいか、
お客さんのお役に立つことを真剣に考えてやる。
これって、当たり前ですよね、ふつうでしょう?
ただ、今は、ふつうにお役に立つだけでは、うまくいかない。
今は、お役に立つことに「楽しい」を加味しないと
いけない時代なんです。
「楽しい」が求められている。
だから、会社で、暗いムードをかもし出しながら、
一生懸命、仕事をして、
「私、会社のお役に立つことしてます」と言ってても、
なかなか、会社に認めてもらえないんです。
同じ一生懸命働くのでも、明るい笑顔で、
元気はつらつと楽しげに働いてなきゃいけない。
お店だったら、そこのお店の人が出てくると
お客さんの気分も明るくなるとか、
「そこへ行くと楽しくなっちゃう」というのもなきゃいけない。
だから、仕事のコツなんて、勤め人だろうが、商人だろうが、
全部同じ。
お役に立ったうえに、その人がいると
場が明るくなっちゃうとか、そういうことが大切なんです。
「楽しい」が求められている今の時代、
そんなのは、もう当たり前。
そんな、感心したり、ビックリするようなことじゃないんです。
もう、サッサと、「楽しい」を加味して
お役に立つことをやっていかなきゃなんない。
それを当然のこととして、生きるしかない。
その人が入ってくると、一瞬で、
場がパーッと明るくなる人がいる。
ワーッと歓声があがったり、笑い声がたえなくなるような人だ。
反対に、その人が入ってくると、サーっと静かになり、
みんな押し黙ってしまうような人がいる。
場の空気を冷たくさせる人だ。
いつも上機嫌の人は、まわりを上機嫌にさせる力を持っている。
その人がいると楽しいからだ。
そして、まわりには楽しい人たちが集まる。
反対に不機嫌の人は、不機嫌をまき散らし、
まわりを不機嫌にさせる。
だから、人が寄りつかない。
楽しさや上機嫌は伝染する。
同様に、不愉快や不機嫌も伝染する。
仕事のコツは…
「人さまのお役に立つこと」に加えて「楽しい」こと。
「楽しい」を加味してお役に立つことをやろう。
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より