小林正観

小林正観さんは、「イライラさせる人」はいないという。

いるのは、イライラする人がいるだけ。

ある人をみて、Aさんはイライラし、

別のBさんは何も気にならない。

これは、幸不幸の現象と同じ。

幸福という現象や、不幸という現象があるわけではなく、

幸福と感じる人と、不幸と感じる人がいるだけだ。

たとえば、道で転んで足を骨折してしまったとき…

ある人は、この程度ですんでよかった、

ラッキーだった、ツイてる、と感謝する。

別のある人は、ホントにツイてない、まったく嫌になる、

なんでこんなことばかり起こるんだろう、と悲観する。

いつの時代にも、どんな世界にも、嫌な奴は必ずいる。

だが、それを「その人がいるから

自分も有頂天にならずにすんでいる」とか

「“人の振り見て我が振り直せ”という

神様からのメッセージなんだな」と思うなら、

その人は幸せな人生を送れる。

反対に、「いつか仕返ししてやる」

「今度会ったら怒鳴り返してやる」と思うなら、

その人は不幸の道をまっしぐらだ。

不愉快な人に会った時…

「いい人間関係をつくるのに役立った。

ありがたや、ありがたや」とつぶやける人になろう

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より