佐々木則夫、なでしこジャパンもと監督

たとえば、もともとセンターフォワードだった沢穂希を

守備の役割も果たすボランチに替えた時。

成果が出ていないからポジションを替えたい、

という言い方では、ネガティブに受け止めてしまう。

そうではなく、

このチームで、君の力をより効果的に活かしたい。

ボールを奪う嗅覚や正確なパスさばきが問われるボランチに

君がいてくれたら、

きっとチームの回転が良くなる筈だ。

という言い方をする。

同じ事を伝える場合でも、

表現次第で相手の受け止め方は変わる。

伝え方一つでパフォーマンスに影響がでるので、

一人一人のプライドを尊重して接する。

脳科学によると人間は、ウィークポイントを責められると、

脳がパンクしてしまい、

できたことまで出来なくなってしまう。

だから、ある選手については得意な攻撃を

どんどん評価するように心がけた。

そして、攻撃が素晴らしかった。

でも、守備を工夫するともっと良くなるね。と

2対1くらいの割合で、出来ている所と

足りないところを伝えるようにした。

そうすることで、

その選手は自ら守備の練習をするようになった。

子供についても、好きという想いを認めて

夢見る気持ちを応援してあげる。

10回のうち8回ミスしても、

上手く出来た2回を褒めてあげる。

その2回を根気よく褒めて、上手く出来なかったら

振り返って、またチャレンジする。

指導は時間がかかるもの。

いきなり上手くなる魔法の言葉は無い。

このコミュニケーション法は、

一般社会とも共通である。

挨拶はもちろん、感謝の言葉を伝えることが大切だ。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より