箕輪厚介

おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。

その代わり、誰よりも動け。

語る前に手を動かせ。語りながらでもいいから手を動かせ

予定調和や利害損得を破壊して、

己の偏愛のためにいかに狂えるかが、

人間の最後の武器になる

「与沢翼書類送検。編集長を務める雑誌は創刊日に廃刊へ」

という記事が次から次にネットに上がり、

テレビにも取り上げられ始めた。

終わった。

雑誌が回収になるのではないかという最悪の結末が

頭をよぎった。

ここで逃げ出したら本当に終わってしまう。

僕は勇気を振り絞って、自ら社長室の扉を開けて

「これはプロモーションなんです」とハッタリをかました

僕は言った。「オンラインサロンは

絶対このあと流れが来ます。

出版界にとっての黒船になるかもしれない。

でも会社でやるとしたらまだ規模が小さいし、

やりようもあまりない。

だから僕がプレイヤーとして試行錯誤して

知見を貯めておきます。

黒船が来た!ってなったときに、

よく見たら舵を取ってるのは箕輪だってなったら

最高じゃないですか」と。

見城さんは調子のいいこと言うやつだなと

思っただろうが、「そうだな」と笑ってくれた

よく社内で戦おうとする人間がいるが、勘違いだ。

戦うべきは会社の外だ。

自分が自由になりたければ、「金」と「感情」をおさえて

会社とはズブズブの関係になるのが理想なのだ

僕は幻冬舎では「ブランド」を稼いでいる。

1時間50万のコンサルでは「金」を稼いでいる。

地方講演はノーギャラだが「未来」を稼いでいる。

地方に仲間を作ることは僕がこの先やることで

重要な役割を果たすからだ

これからのビジネスは

ほとんどが宗教化していくと思っている。

信者を集めることができなくて

モノを売ることなどできない。

その背景は人が孤独になったことと、

物質的に満たされたことの2つだ

『小説幻冬』という文芸誌で

放送作家の鈴木おさむさんの小説連載を担当している。

あるとき、原稿の締め切りが過ぎても

おさむさんから原稿が届かず、連絡も取れなくなった。

鈴木おさむさんはその頃、

AbemaTVで元SMAPを初起用した『72時間ホンネテレビ』

の制作をやっていたのだ。

芸能界の歴史に残るような番組を寝ずに作っているわけで、

今月は連載を飛ばしても仕方がないなと思っていた。

すると、深夜におさむさんから

「ごめん! 72時間テレビで膨大な時間を使っていた。

いまから原稿書くから待ってて。

絶対に飛ばさないから」というLINEが来たのだ。

僕はそれを読んだ瞬間、その狂気に身震いした

ビジネス書の目利きが毎日ビジネス書の評価をしている

役立つメルマガがある。

そこでは、「著者の与太話を書いて、

話題性だけで売れている」と多動力』が酷評されていた。

その一方で僕の元には『多動力』を読んで

人生が変わったという若者が多く集まっている

本書を読んで、なぜあんなに『多動力』に

違和感を感じたのか、その理由がわかりました。

著者が、ホリエモンという隠れ蓑を使って

自己主張をしている分、

リアリティが欠けていたからです。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より