【考え方ひとつで人生は変わる】稲盛和夫

■考え方一つで、人生はガラリと変わってくる。
能力が劣っていようとも、逆境に立たされようとも、すばらしい 未来が待っていると思って生きていると、それだけで人生はうまくいく。絶対に、自分の将来は不運だと思ってはいけない。

■「能力」や「熱意」の重要性については誰でもわかっているかもしれないが、「考え方」や哲学が、人生においてどれだけ大切かということは誰も教えてくれない。しかし、人生においては、正しい「考え方」をもつことがいちばん大切なのである。(「ゼロからの挑戦」)

「人生の方程式 」
それは… 人生・仕事の結果 = 考え方 X 熱意 X 能力
人生の成功は、考え方と熱意と能力で決まるということだ。だが、すべて掛け算だから、考え方がマイナスであったら全部がマイナスとなってしまう。つまり、考え方が間違っていたら、意欲や能力があればあるほど、大きく失敗するということ。

昨今は、意欲ばかりが強く、どんなことでも、元気や気合があればできると錯覚している人が多い。しかし、大切なことは、利他か利己か、善か悪か、愚直か狡猾か、というような考え方や方向性。どんなあくどいことをしようが、儲かればいいと考えるか、 世のため人のためを先に考え、利はあとからついてくると考えるのか、でもある。
この方向のことを「ベクトル」といい、 会社や組織で、考え方を共有することを「ベクトルを合わせる」という。正しい考え方を持つこと、これこそが人生において最も大事な事。

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