アマゾン川流域では近年乱開発が続き、森林伐採が急速に進んだ。アマゾンの熱帯雨林は、二酸化炭素を吸収して、地球の肺の役割を担っていたのに、その機能は急速に衰えている。水上交通で繋がっていた集落は、渇水で完全に外界から孤立してしまった。アマゾン川流域では、外界との交通だけでなく、通信も途絶えた集落が続出している。

アマゾン川の水温は各地で、文字通り沸騰状態だ。マナウスから500㎞上流にあるテフェでも水温は摂氏39度を記録した。まるで日本の温泉のような、ホカホカの高温だ。

アマゾンの熱帯雨林は近年、猛烈な勢いで伐採されたり、燃やされたりしている。この後に牧場主が入ってきて、牛や豚の大牧場を作る。農地に転換されると熱帯雨林は永久に失われ、元には戻らない。
伐採によって、温暖化ガスの吸収場所が消えるばかりではない。森林焼却によって、大量の温暖化ガスを排出する。牛の放牧場にするので、大量のメタンを排出する。温暖ガスの吸収役が、最悪の排出元になってしまう。

火災が繰り返し起こることで、森林は完全に破壊される。乾季の長期化、気温上昇が以前の水準に戻らねば、アマゾンの森林破壊は元に戻らない。

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