金山元春

先入観を持たないことが大切。しかし、先入観を持つ事は避けられない心の癖のようなものです。良好な人間関係を築くためには、先入観を持っては駄目だと息巻く事では無い。

先入観に捉われずに柔軟に接し方を変えて行くことだ。これを実践するためには、いったん自らの先入観に目を向け、それを認める必要がある。また、第1印象をまったく無視するのも考え物だからだ。

ある教師は、自分がその生徒に良くない印象を見っていることを、まず認めた。そのうえで、この生徒の良い所を意識して探し、それを伝えるようにした。そうすると、その生徒との間で心地よいやり取りが増え、生徒に対する印象も変わって行った。
この教師は、自分は先入観を持たないなどと自らを欺くことなく、むしろ先入観を自覚したからこそ、このような行動を起こし、人間関係を変える事ができた。人間関係を実際に変えるには、自らを欺くことなく、自らを責めるのでもなく、具体的な行動目標を持って、接点、突破口を探す。それをコツコツと実行していくことが大切だ。

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