『戦略参謀の仕事』

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稲田将人

戦略思考と実行力を兼ね備えていなければ、経営をサボートすることはできない。

〇参謀役の基本的な役割
1.トップの意思決定の精度を上げるための、事業方針に関する現状分析と起案2.社内の「神経系統」づくり3.課題の優先順位付けと課題プロジェクトへの対応

〇ナンバー2と社長が共有して議論すべき内容
・現時点での上位課題の重要性、緊急度合いなどの優先順位 (A、B、Cな ど)付け・その見直し、変更とその理由の明確化
・現状対応中の課題の進捗状況・新たに浮かび上がってきた課題と、その緊急性
・まだ潜在的な課題ではあるが、中長期的に対応が必要なテーマ

たとえ、首根っこを押さえつけてでも、事実をもとにトップと現実の認識を共有する「自信」を失っている状態とは、自分たちの強みや弱みが一体何なのかを見失っている状態

「リーダーシップとは敬服される状態を言う」(故・渥美俊一先生)

権力があるところ、必ず「思惑」の温床となる

戦略的な方向性を見失っている時は、市場の実態がうまく「見える化」されていない

すべての理論には常に、それが有効であると導かれた時の前提がある

「困った時は人に聞け、それも適切な人に聞け」が仕事の鉄則

「ワクワク感のある戦略」になっているか?

「時代分析」とは自事業の過去を振り返り改めて「学習」すること

見慣れた帳票をそのまま使い、ソート(分かり易く整理する)の手間をかけていないために意味合いが抽出できていない企業が圧倒的に多い
顧客のプロファイリングを進め、打ち手の精度を高める企業の存在意義は、市場への挑戦改革の際には、初めに相手へのリスペクトありきで動く

不適切なKPI (重要業績評価指数)の運用が企業を破壊する

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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