農業ベンチャーが挑む農業革命

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テレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)から。

コンセプトは誰でもできる農業。
この会社の社員16名のほとんどが農業初心者。
社長自身も初心者。
元大手広告代理店勤務という。

その中の新入社員は既に県が設定したキュウリの1農家の
生産重量を上回る。
この社員は実績を上げて、
次の作物の生産準備に取り掛かっている。

素人が実績を上げることができるその理由とは。
まず、袋。この中には土や肥料が独自配合されたものがある。
その袋の真ん中あたりを破って厳選された苗を植える。
袋ごとに肥料や水を吸入するペグを差し込み、
その状況はビニルハウスに設置したセンサーで
生育状況をいつでもスマホから確認できる。

もちろん素人ばかりではなく、
農業のプロに全体を監督してもらう。
ITと農業を融合した新しい栽培方法となっている。

採れた野菜にもブランド名をつけ、
濃くて美味しいという評判を得て
都心の高級スーパーでも販売される。

新しく農業を始める人がいきなり栽培して
うまくいくというのが前提。
たくさんの人に参加してもらえるような
仕組みを作っていくということで、
全国展開も考えているという。

番組のコメンテータ
「会費をもらって農業のノウハウを伝授する。
この手法は実は農協が従来からやっていた手法に近い。
これをベンチャーがITを使って素人でもできるように
農業を組み立てたのが面白い」。

衰退する産業と言われているが、
実は工夫次第で若者にも魅力のあるビジネス、
立派に雇用の場となり得る。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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