『情けは人のためならず』

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江原啓之 blog

「情けは人のためならず」と言いますが、
情けは相手のためだけではなく自分自身のためでもあります。

直接相手から還ってこなくても、
その姿や心の姿勢はわかる人からは評価され、
自分自身が大変なときに、必ず手を差し伸べられるのです。

「波長の法則」から言っても、
同じように愛に満ちた人がサポートしてくれます。

ですから、他者を幸せにすれば、
自らに幸せが還ってくるのです。

何事も原因があって結果があるという「因果の法則」は、
確実に働きます。
とはいえ、
助けた相手から酷い仕打ちを受けることもあるでしょう。

けれども、それを放念しましょう。
大切なのは、自分自身の心に打算、
つまり自己中心的な「小我」はなかったのかということ。
そして、本当に助けるべき相手だったのかということです。

自分の心の姿勢が正しかったならば、放念すればいいのです。
相手を裁く必要もありません。

その人には「因縁果」が巡ります。
あなた自身にも「因縁果」として、
どこからか幸せが還ってくるのです。

徳の預金と言いますが、「徳」は奪われたり、
消えたりすることはありません。

その徳が人徳として、あなたに必ず還ってきて、
幸せとなるのです。

『「波長の法則」とは、類は友を呼ぶこと、
これが「波長の法則」。

人が心に抱く思いは、
想念という霊的なエネルギーを生み出します。
この想念による波長の同じ人同士が、
お互いを引き寄せ合うのです。

長所・短所と同様、人の波長には高い部分も低い部分もあり、
よき出会いは波長の高い部分、
悪しき出会いは波長の低い部分が引き寄せます。

「人間関係が上手くいかない」と思うときは
自らの波長を省みることです』

「因縁果」とは、因縁の結果のことで、
よき人と会えば、よきことが起こるということであり、
悪い事をすれば、悪いことが起こるということ。

情けとは、「情」のことであり、「感性」のことでもある。
感性とは感じる心、感受性、のことだ。

感受性が鈍ってくくると、人の痛みがわからないし、
相手の気持ちがわからない。

因果応報、人にあたたかい情けをかければ、
そのかけたあたたかさは自分に戻ってくる。
人に冷たくあたれば、自分にもその冷たさがかえってくる。

「情けは人のためならず」
人の痛みがわかる情けある人でありたい。

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