徳川夢声

四六時中機会あらば、材料に目をつけていること

良き話をするには、良き心をもっていなければなりません

当人はビルディングみたいな話をするつもりでも、

材料のコトバが、あいにく小屋用の物だったら、

とてもビルにはなりません

〇ハナシの目的

・意志を伝える ・感情を伝える ・知識を伝える

ハナシというものは、喋るものですが、

そのハナシの中に、喋らない部分がある。これを「間」という

ハナシに限らず、芸術と名がつくものには、

音楽はもとより、美術、彫刻、文学、演劇、

みな「マ」が、重要な位置を占めています

〇知人関係の座談法

A.教養が深く見聞が広く、話題が豊富であること

B.共通の話題を選ぶこと

C.相手の話をよく聞くこと

〇話をよく聞くコツ

(1)話の腰を折らないこと

(2)「マ」と気合を外さずに

(3)話し手の眼を見ること

(4)何かしながら聞かないこと

何にでも最大級の言葉を使う人がある。

これも他人が耳を傾けなくなる原因です

予測できるようでは、もう、それは単調なのでして、

新たなる刺激とはなりません

「しかしじゃねえ、小学生相手に、

たとえば、高等数学をいかなる話題で説いても、

わからせることは不可能じゃろう?」

ハハハ、何を仰言るんですか。聴衆を小学生と知って、

その講演を引き受けたら、それは先生、あなたがバカなんです。

また、会場に行って見るまで、小学生とは知らなかった、

という場合なら、遠慮なく内容を替えて、

小学生にわかる話をなさればよろしい

学問は神聖なり、故に面白いなど不真面目なことは

むしろ冒涜なり。などと、お考えの方はありませんか? 

それこそ、飛んでもない量見違いです。

学問を面白くないものにしてしまう人こそ、

大した冒涜をあえてしてるわけです。

学問とは、真理を学ぶこと、

そして真理を学び得たときには、必ず喜びが伴うものです

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1川口 達夫