米国でも子供が親の世話をした時代があった。

ただし、昨年の米国人の平均寿命は78.6歳。

今の高齢者の親の時代よりも10~20年も寿命が長い。

つまり、多くの米国の高齢者は、

自分の親の世話といっても短い期間だった。

ところが、今、55歳の人が10年間親の介護をすれば

人生の13%を介護者として過ごすことになる。

また時代とともに米国人のライフスタイルも変わった。

多くの子供は大学進学のため故郷を離れ、

卒業後に仕事や家族を持ち、故郷に戻って来ない。

また大学の学費のローンや住宅ローンの支払いの為に

親への金銭的支援はできない。

さらに米国では、家族構成が大きく変化している。

今や、伝統的な二人親世帯の家族で育つ子供は

半分以下となった。

代わりに一人親世帯、再婚や同棲している親の元で

育つ子供が増えた。

新しい家族が親の介護を受け入れるかどうかは

微妙な問題だ。

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