ジェフ・ケラー

■セントルイス・カージナルスのマーク・マグワイア選手が1998年に70本のホームランを打った。
しかし、同じ年にマグワイアが155回も三振しているという事実を、知る人は少ない。。彼はそれまでの選手生活で457本のホームランを打っているが、1259回も三振している。つまり、彼の場合、三振の数はホームランのほぼ3倍に相当している。

■史上最高のバスケットボール選手の名前を挙げるとすれば、多くの人がすぐにマイケル・ジョーダンの名前を挙げるはずだ。
マイケル・ジョーダンの生涯得点率は5割、言い換えれば、彼がプロとして放ったシュートの半分は、「失敗」に終わったことになる。

■ちろん、この法則はスポーツだけにあてはまる訳ではない。
芸能界のスターやマスコミに登場するパーソナリティも失敗と無縁ではない。多くの役者は10年も15年も下積みの生活を経験し、何百回も断られた末に、ようやく役をもらい、活躍の糸口を見つける。しかも、ある程度の成功を収めたあとでも、時おり失敗作を経験する。
これらの人たちは、成功とは粘り強さの問題であることを認識している。つまり、挑戦を続け、自分の能力を開発し続け、途中で軌道修正を続ければ、成功するのである。

■「人間が犯しうる最大の過ちは、過ちを犯すのを恐れることだ」
あなたに必要なのは、もっと多くの打席に立つこと、もっと多くのオーディションを受けること、もっと多くの見込み客を訪問することなのだ。

■成功するために失敗の回数を増やす
失敗する回数が増えれば増えるほど、失敗が、そんなに怖くなくなってくる。失敗への耐性や抵抗力がついてくるからだ。
目標や目指す方向が決まっている人にとっては、失敗は長い道のりのなかの単なる一里塚にすぎない。失敗を恐れる人は、他人の評価を気にする。失敗するとカッコ悪いとか、みっともないと考えてチャレンジができない。そうすると、チャレンジしないかわりに、失敗も少なくなる。
『できる人とできない人の違い』 成功するためには失敗の回数を増やすこと。失敗耐性を身につけ、目標に向かって何回でもチャレンジする。

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