「定年後」

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楠木新

自分なりに社会とのつながりを維持することが大切。
主体的な生き方を見出す為に、
50代から定年後の準備をしておくことが重要。

何に取り組むにしても、趣味のレベルに留まらない。
何らかの報酬を貰えることを考えるべきである。
自分の個性で勝負できるものに取り組む。
自分の能力を発揮できる部分で、
報酬を貰えるぐらいの深みを持たせろ。

これが、人生の後半戦を充実させる為に必要な心構えだ。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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高齢者の家探し

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65歳を過ぎた高齢者は、
賃貸の住まい探しに苦労している。

高齢者が賃貸住宅を探す際の最大の課題は、
大家さんをどう説得するかだ。

「住まいサポートふくおか」のメニューを見る
●緊急通報サービス
●日々の見守りサービス
●認知症になった際の後見人
●死亡時に備えて葬儀や財産処分を
生前に事務委託する

どのメニューを使うかは、
入居希望者と相談しながら決めて行く。
実際の物件探しでは、地域密着の不動産会社と連携し、
高齢者に理解のある大家さんを探す。
手間のかかる作業だ。

不動産業界の慣例である連帯保証人の問題が大きい。
身寄りの無い高齢者の場合は、
連帯保証人が見つからずに契約が出来ないケースが多い。

保証会社に間に入ってもらう方法もあるが、
高齢であるというだけで断られる事もある。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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中国「絶望」家族 

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メイ・フォン

計画出産弁公室は、人口警察だ。
民と十分に対話することなく政策を作り、
強制的に実行する。
そのためには、強大な権力が必要だ。

違反者からの罰金を収入源とするこの組織は、
透明性を欠き、恣意性と暴力性に満ちている。

経済発展のスピードが鈍化し、高齢化が進むと、
一人っ子政策は多くを背負うようになった。
年金が不足する一方で、
親孝行の基準は国が作りだす。
しかし、財力の無くなった子供たちは、
親と向き合う余裕もない。
親孝行の概念も崩壊してしまった。

行き過ぎた合理主義を強いた一人っ子政策は、
あまりにも多くの矛盾を生じさせた。
結婚できない男性、住宅ローンの奴隷、ニート、などだ。
養子縁組は人身売買と結びつき、
海外にも波紋を広げた。

人口抑制が一人あたりのGDP(国内総生産)を
押し上げたとしても、
親の老後を支える家族や労働人口の減少、
税収の減少は、社会福祉に大きなマイナスだ。

多くの中国人が「膨大な人口のせいで
社会福祉が行き届かない」という認識を持っている。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『日本文化の神髄は「ゆっくり」』

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順天堂大学医学部教授、小林弘幸

自律神経の研究をすればするほど、
日本文化の真髄は「ゆっくり」だということが分かり、
そこに、あらためて深い感動を覚えます。

そして、いろいろな逆境や問題に見舞われている今こそ、
もう一度日本文化の本髄=「ゆっくり」に
立ち戻るべきだと感じるのです。

街を歩いていて、うっかりぶつかった人に対して
「すみません」「ごめんなさい」のひと言もいえない。
乗り物やエレベーターに乗るときも、我先にと、
人を押しのけて平然としている。
いったい、いつから私たちは、
こんなに「せかせか」した
国民になってしまったのでしょうか――。

私がイギリスに留学中、たとえば
レストランのドアを開けるときやエレベーターに乗るとき、
大人も子供も、ことあるごとに笑顔で
「アフター・ユー(After you. =お先にどうぞ)」という
言葉をかけてくれた。
そのたびに本当に心が洗われるような気持ちに
なったもので した。

それは日本の「せかせか文化」に染まり、
交感神経ばかりが優位になっていた
私の乱れた自律神経のバランスを整え、
心をほっと落ち着かせてくれる 魔法の言葉でした。

でも、歴史を振り返れば、日本人もかつては
「アフター・ユー」の精神を誰よりも大切にしていました。

たとえば戦後の高度成長期も、
なぜあそこまで日本人が右肩上がりに
バリバリ頑張れたのかといえば、
やっぱり、日常の中のどこかに
「ゆったり」「ゆっくり」という場面が
残っていたからです。

その時代を描いた『ALWAYS 三丁目の夕日』という
映画を観ても
みんな、貧しいながらも、
どこかで、「ゆったり」「ゆっくり」した場面を持ってい ます。

たとえば、近所の人たちとの付き合い、
会社の同僚との付き合い、
さら には家族との食事の時間なども、
やっぱり、なにかゆったりとした人との付き合い、
触れ合い、そういうものが、ちゃんとあるのです。

そして、そんなゆったり、ゆっくりとした時間のなかで
自然な呼吸が戻り、文字どおり、ほっと一息つけた。
それによって、仕事などのストレスで乱れた
自律神経が一気に回復でき、
人生のパフォーマンスを上げることができた――。

じつはそれが、日本が戦後の焼け野原から
あそこまで高度成長できた、大きな要因だと思います。

ところが、バブルが始まったあたりから、
そういう、ゆったり、ゆっくりと した場面が、
日本の日常の中からどんどん失われていった。

仕事が終わって も、携帯電話だ、テレビゲームだ、
ネットゲームだと、みんなすぐそっちへ行ってしまう。
その結果、近所付き合いはおろか、
家族のだんらんの時間も失わ れていった。

そして、みんなの自律神経のバランスが乱れたために、
政治もおかしくなる、経済も不況になる、
無差別殺人などの凶悪犯罪もどんどん起こる ――
というふうになってしまった。

つまり、日本文化の真髄である
「ゆったり」「ゆっくり」の場面が失われたことが、
今のさまざまな問題の根幹にあるのです。

ですから私は今こそ、茶道、華道、武道などの
日本の伝統文化の本当の価値を見直し、
日常の中においては、とにかく「ゆっくり」を
意識することを、ぜひ、みなさんに提唱したいのです。

それは、肉体を健康に美しくし、
自らの人生のパフォーマンスを最高に上げるだけでなく、
私たちの次の世代に向けて、本当の意味で
一人ひとりが自分らしく豊かに幸せに暮らせる社会の
礎を築く鍵にもなると、思うからです。

武道や茶道、あるいは神道の礼儀作法はとてもゆっくりです。
間があるからです。
たとえば、お辞儀をするときは、「残心」が必要だといいます。

残心は、武道でもよく使われる言葉です。
技を決めた後でも、相手の反撃に対して油断をしない、
という心的態度であり、かまえでもあります。

剣道では、一本とったあとガッツポーズなどしようものなら、
驕りや慢心があり、「残心なし」とみなされ、
一本を取り消されることもあります。
残心は、最後まで気を抜かない、深みのある美しい所作です。

ほとんどの人は、お辞儀や礼をしたあと、
頭を下げて何秒かそのまま待っていることができず、
すぐに顔を上げてしまいます。
そういうお辞儀や礼は、
ちょこんと頭を下げるだけの、
心のこもらない軽いものとなってしまいます。

頭を下げたあと、さらに何秒かその状態で待っているのは、
我慢の「間」で、心の余裕が必要です。
そして、余裕のある人には、また会いたいと思わせる
余韻を感じます。
まさに、「ゆっくり」が人の魅力を形作ると言えます。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『競争からちょっと離れてみる』

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曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明

座禅をしていると、いろいろな気づきがあります。
ふだんは気づかなかった、小鳥のさえずりや風のそよぎ、
季節の香りといったものが感じられるのです。

「風がこんなにあたたかくなっていたのか。
そうか、もう、春だからな」
「キンモクセイのいい香りが漂ってくる。
秋を連れてきてくれたんだな」と、
そんな思いが心に広がります。

日常生活の中で、心はどうしても
「なにか」にとらわれています。
仕事のことであったり、家族のことであったり、
恋愛のことであったり…。
そのことがとどまっていて心が縛られてしまっている。

じっと座っていると、とどまっているものが溶け出していき、
心がふ~っとゆるみます。
禅語でいう「身心脱落(しんじんだつらく)」。

ここでいう「脱落」とは「解脱」という意味で、
一切合切を放下(ほうげ)し、なんの執着もない、という
「自由無碍(じゆうむげ)」の境地を指します。

なにものにもとらわれない、
心をとどめない自在な状態になるのです。

ですから、気づかなかったことに気づくことになったり、
見えなかったものが見えてきたりするのだと思います。

それとは逆に、心を縛りつけるのが「競争」です。
「同期に負けてなんかいられない。
課長ポストを最初に手に入れるぞ」
「お隣よりいい車を買わないと、プライドにかかわる」
「ブランド品の数では彼女に絶対勝たなくっちゃ」…
他人と競う思いが心を縛るのです。

しかし、必ずしも思いどおりになるとは限りませんから、
今度は屈辱感や挫折感、嫉妬心、無力感といったものが、
心にのしかかってくることになります。

心を縛るものからどう解放されるか。
「あきらめる」ことが、ひとつの方法です。
ギブアップするのではありません。
うまく「手放す」のです。

「勝ちたい」「負けたくない」という思いを
いったんあきらめる。
少しのあいだ脇に置いてみる。
ちょっとそこから離れてみる。
すると、必ず、気づくこと、見えてくるものがあるはずです。

道元禅師「放てば手にみてり」
欲や執着を手放したとき、
本当に大切なものが手に入る、ということです。

たとえば、ポスト争いに躍起になっていたときには
気づかなかった、
自分の仕事のすばらしさに気づくかもしれません。

「自分が売っていたこの商品は、
顧客にこんなふうに喜ばれていたのか。
よし、もっと自信をもって営業に回ろう」

お隣と競い合っていたときには見えなかった、
家族の本当の幸せといったものが見えてくることも
あるでしょう。

「高級車を買ってローンの支払いに頭を悩ませるなんて
バカげているな。
いまの車を大事にして、ときには食事に行ったり、
旅行に出かけたり、
家族で一緒に過ごす時間をたくさんつくろう」

あるいは、ブランド漁りをしているときには知らなかった、
ものへの愛着が芽生えるかもしれません。

「本当に気に入ったものを大切に使うって、
こんなに心地のよいものなんだわ」

上手に「あきらめる」ことには、
座禅にも匹敵するような作用があります。

禅は実践。
ぜひ、すぐにも上手に「あきらめる」ことに
取りかかりましょう。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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松下幸之助に学ぶモチベーション・マネジメントの神髄

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小笹芳央

不本意な職場に配属された新入社員が、不満を口にしている。
幸之助は懇々と、彼を諭す。
「10年、辛抱せよ」
彼は、その後、会社を支える幹部に成長した。

抜擢した人事では、
その人物が十分活躍できる環境を整えてやる。
きめ細かな配慮をして支えた。

大きな損失を出した幹部が、
叱責を覚悟して出向いてきた。
彼の説明を聞きながら
「1回目は経験、2回目は失敗になるから繰り返すな。」
幸之助は、彼に再起のチャンスを与えた。
病気になった幹部がいれば、自ら見舞って心遣いをした。

「成果が出るまで半年間、黙って見て欲しい。」と
幹部が頼んできた。
幸之助は「私は、1年でも、2年でも待つけどね。
世間が待ってくれるかどうか、それは私は知らんで。」
と言う言葉で幹部としての自覚を与えた。
経営については、厳しい姿勢で臨んでいた。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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塩分控えめも、ほどほどに

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ボストン大学医学部リン・ムーア教授が
世界でも有名な心臓病の疫学研究
フラミンガム心臓研究の次の世代を対象にした
フラミンガム子孫研究を用いて
衝撃的な研究結果を発表した。

研究開始時、血圧が正常な2600人
(30~64歳)の食生活を16年間追跡した。

●1日にナトリウム2.5g(食塩6.35g)未満を
摂取した人は、より多く摂取した人よりも血圧が高くなった。

●カリウム、カルシウム、マグネシウムの摂取量が多い人は、
長期間にわたり血圧が低い。

●ナトリウムの摂取が1日平均3.7g。
カリウムの摂取が1日平均3.2g以上の人の血圧が
最も低かった。

ナトリウムの少ない食事が、長期的に
血圧に良い影響を与えるという証拠はない。
現在のナトリウム摂取についての考えが間違っている。

今の時点で、毎日の塩分摂取の為の
万能なガイドラインは無い。
減塩はほどほどにして、適量の塩分を含む好物を
野菜や果物と一緒に楽しむことが良さそうだ。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『限界を超える』

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斎藤一人blog

人の魅力って、その人が限界を超えたときに出てくるんです。
しゃべるのが苦手な人が一生懸命しゃべってると、
人に大きな感動を与えるものなんです。
だから、「私は話が下手だからダメ」じゃない。
一番ダメなのは、「話が下手だからやらない」なんです。

苦手なことに挑戦している姿は、すてきなんです。
みんなにすてきに映るものなんです。

オリンピックが感動的なのも、
限界を破って出てくるからすてきなんだよね。
で、人って、そういう人の姿を見ると感動するように、
神が作っているんです。

人は、できないから魅力がないんじゃない。
できないことが一つでもできるようになったとき、
すごい魅力が出るんです。

それを忘れないでほしいんです。
みんなに。
だから、みんなにね。
「私はできないからやらない」じゃない。
やめる言いわけにしちゃダメなんです。

前にも言ったけど、「深い井戸ほど出た水はきれい」なんです。
もうひと堀り、もうひと堀りってするんです。

成功に向かって歩き出している人を、成功者って言うんです。
止まっちゃいけない。
歩き続けるんです。
千里先からでもいい。
成功に向かって歩きだした人は、全部、魅力的なんです。

だから、「私、話が苦手なんだ」って人には、
「苦手でもいいから、やってごらん」って。
「心臓が口から出ちゃう」って人には、
「それ見たいからやってごらん」って(笑)。
「一回口から心臓が出るところ見てみたい。
そんなすてきなショーはないよ」って(笑)。

やるって言ったらやろうよ、って。
震えてもいい、声が出なくてもいい、
その場で気絶してもいい、だけど立とうよって。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『1%の力』

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医師、鎌田實

生きるって大変なこと。
これまで、たくさんの生と死に関わってきました。
73歳のおじいちゃんの話です。

徐々に痩せてきました。
背中が張ると言って、外来にやってきました。
血液の検査や超音波検査、CTの検査をしました。
後腹膜に腫瘍が見つかりました。
すい臓がん。
リンパ腺にも転移がありました。

ご本人と優しい奥さんと、
何度も治療法について話し合いをしました。
東京の息子さんも話し合いに参加しました。
おじいちゃん自身は、
「もういいな。手術はしたくない。
抗がん剤が少しでも期待できるなら、
苦しくない範囲で1回試してもいい」
これがおじいちゃんの自己決定でした。

自分の行く道を自分で決めたのです。
奥さんも息子さんも賛成しました。

僕自身がこの人の立場だったら、
僕もこの選択をしたかなと思いながら、
「全力で支えさせていただきます」
と何度もの話し合いをまとめました。

ご本人の希望で緩和ケア病棟に入院しました。
「やるだけのことはやった。もういいな。
とにかく苦しいのは嫌だな」
緩和ケアが始まりました。
痛みが取れると、彼は再びニコニコし始めました。
それでもご飯は食べられません。
「匂いを嗅いだだけで食べられなくなる」
「でもね先生、もう1回ご飯が食べたいな」
横についている奥さんが黙ってうなずきました。

「先生、1回外出させてください。気分を変えてあげたい」
根拠はないけど好いことだと思いました。
賛成、賛成と背中を押しました。
おじいちゃんもニコッと笑顔を見せました。

翌日、息子さんは東京の会社を休み、飛んできてくれました。
お昼から半日、家に帰りました。
夕方7時頃、おじいちゃんが病室に戻ってきました。
病室へ伺うと、おじいちゃんはニコニコしていました。

「先生、トントンがよかった」
「トントンって何ですか?」
「家に戻って、いつも自分が座るところに座って、
夕陽が落ちるのを見ていました。

先生、夕陽がきれいでね。
目を奪われていたんです。
この庭も見納めかなと思っていました。
その時です。
お勝手からトントンという音が聞こえだしたんです。
女房のまな板の音です。
こんな音、何十年も聞き続けていたはずなのに、
一度も意識したことがありませんでした。
女房もきっと意識していないんです」

奥さんが言葉を受け取った。
「何も意識していません。
でも、この人が家に帰ってきてくれて、
私はうれしくて、無意識の中で心が躍っていたんです」
おじいちゃんが続けた。
「まな板のトントンという音を聞きながら、
生きてきてよかったと思ったんです。
シューッとご飯ができあがる音も聞こえてきました。
匂いも伝わってきたんです。
食べ物が運ばれてきても、
その匂いだけで吐き気が出て食べたくなかったのに、
音も匂いも心地がいいのです。
先生、食べれたよ。
お茶碗に3分の1ぐらいだけど、うまかった。
もう思い残すことはありません」

奥さんと息子さんが下を向いて泣き出しました。
このおじいちゃんは間違いなく生きている。
死は近づいているかもしれない。
けど、そんなことはどうでもいいんだ。
いま生きているという実感が大事。

富山県の砺波市という町に、
ガンで亡くなった井村和清さんという方がいた。
彼は医師だった。

右膝に巣くった悪性腫瘍の転移を防ぐため、右脚を切断したが、
その甲斐もなく、腫瘍は両肺に転移してしまった。
そして、昭和54年1月に亡くなったが、その時の遺書がある。

「ただ、ようやくパパと言えるようになった幼い娘と、
まだお腹にいるふたり目の子供のことを思うとき、
胸が砕けそうになります。

這ってでも、もう一度と思うのです。
しかし、これは私の力では、どうすることもできない。

肺への転移を知った時に覚悟はしていたものの、
私の背中は一瞬凍りました。
その転移巣は1つや2つではないのです。
レントゲン室を出るとき、私は決心していました。
歩けるところまで歩こう。

その日の夕暮れ、アパートの駐車場に車を置きながら、
私は不思議な光景を見ていました。

世の中がとても明るいのです。
スーパーへ来る買い物客が輝いてみえる。
走りまわる子供たちが輝いてみえる。
犬が、垂れはじめた稲穂が、雑草が、電柱が
輝いてみえるのです。

アパートへ戻って見た妻もまた、
手をあわせたいほど尊くみえました」

人は、死を意識し、覚悟を決めた時、
世の中が輝いて見える。
いいも悪いも、全ての存在を肯定し、認めるからだ。

そして、今まで何でもなかった当たり前だったことが、
この上なく愛おしく、幸せに感じる。

二度とない人生、この一瞬一瞬を
大切に大切にしたいですね。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『最高の気分を作る』

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ジェフ・ケラー

こんな実験をしてみよう。

職場の同僚であれ、スーパーマーケットのレジ係であれ、
誰かが「気分はどうですか?」と尋ねてきたら、
「最高の気分だ」とか、「絶好調!」と
情熱的かつエネルギッシュに答えるのだ。
ほほ笑みを浮かべながら、そう言おう。

その時点で本当に最高の気分であるかどうかは問題ではない。
そのようになりきることが大切なのだ。

言い換えれば、よりポジティブになりたいなら、
すでにそうであるかのようにふるまうのだ。
そうすれば、自分が本当にポジティブになっていることに
まもなく気づくはずだ。

そういうセリフを口にすることに最初のうちは
少し抵抗を感じるかもしれないが、心配する必要はない。
ずっと続けているうちに、やがて慣れてくる。

あなたは気分が良くなり、
人びとがあなたのまわりにいたいと思うようになり、
ポジティブな結果が出ることにすぐに気づくだろう。

あなたが「最高の気分だ」と言っている声が、
私にはもうすぐ聞こえてきそうだ。

《本当に最高の気分でなくても、
最高の気分であるようにふるまう》

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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