『すべては「好き嫌い」から始まる』

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楠木健

僕は競争戦略という分野で仕事をしている。

ありていに言って 
「競争の中である商売が儲かったり儲からなかったりする
論理は何か」を考えるという仕事である。

商売である以上、最終的には「業績」という
良し悪しの基準に行き着く。 
しかし、そこに至る道筋である戦略は、 
かなりの程度まで好き嫌いの問題だ。

戦略とは、一言で言えば、
競合他社との違いをつくるということ。

その時点でみんなが「良い」と思っていることを
やるだけでは、 
他社と同じになってしまい、戦略にはならない。

例えば、「ファストファッション」を提供するZARAと 
「ライフウェア」を標榜するユニクロ。

同じ業界ではあるが、
それぞれに「良い」と考えることが違う。

ZARAにとって良いこと(例えばショートサイクルの
多品種少量生産)が、ユニクロにとっては悪手になる。

逆もまた真なり、だ。

当事者が心底好きで面白いと思っていることを
突き詰めた結果として 
ユニークな戦略が生まれる。

これこそが商売の大原則。

商売の基点になるのは自由意志であり、 
戦略は経営者による意思表明に等しい。

にもかかわらず、
良し悪しの跳梁跋扈は、 
ビジネスの世界でとりわけ目につく。

本来は自由意志、好き嫌いの次元にあるはずの
意思決定や行動が、 
安易な良し悪しの基準で切り捨てられる。

逆に「ベスト・プラクティス」の名の下に 
いかにも正しいことのように煽られたりする。

商売に限らず、世の中の9割は好き嫌いで成り立っているのが 
本当のところだと僕は思う。

巨人か阪神か、ビートルズかストーンズか、
レノンかマッカートニーか、天丼かかつ丼か、 
仕事にしても生活にしても、 
大半のことがそれとまったく同じ意味で好き嫌いの問題だ。

どちらでもいい。 
優劣や上下はない。 
好きな方にすればよい。

天丼もかつ丼も親子丼もそれなりに美味しい。 
それでも好き嫌いはある。 
だから好きなものを選ぶ。

考えてみれば贅沢な話である。

千年まえであれば、好き嫌いどころではなかった。

普通の人々は、生存のために「良い」ことをし、 
「悪い」ことは排除しなければならなかった。

良し悪し族の難点は、ともすれば教条主義に傾くことにある。 
良し悪しを見聞きするものに杓子定規に適用して
価値判断をする。

一方の好き嫌いは教養に深く関わっている。 
教条と教養、一字違いだが両者は対極にある。

★「無努力主義」について

『僕のこれまでの経験でいえば、 
「努力しなきゃ…」と思ったことで、 
仕事として上手くいったことは、ただの一度もない。

「努力しなきゃ…」と思った時点で、 
そもそも向いていないのである。

ポイントは、それが「努力」かどうかは 
当事者の主観的認知の問題だということだ。

だとしたら、「本人がそれを努力だとは思っていない」、 
この状態に持ち込むしかない…。

これが試行錯誤の末に行き着いた結論である。 
すなわち「努力の娯楽化」。

客観的に見れば大変な努力投入を続けている。

しかし当の本人はそれが理屈抜きに好きなので、 
主観的にはまったく努力だとは思っていない。

これが最強の状態だ。

趣味の世界では誰しも多かれ少なかれ 
「努力の娯楽化」を経験したことがあるはずだ』

政治でも哲学でも、経済でも経営でも、
最後は好き嫌いで決まる。

どんなにそれが正しかろうが、間違っていようが、 
好き嫌いという感性によってしか人間は動かない。

陽明学の王陽明はそれを、「天下のこと万変といえども、 
吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず」
と言った。

世界がどのように変わっていこうと、つきつめればすべて、 
「喜怒哀楽」の四つの感情からしか物事は進まない。

いかに喜び、いかに憤り、いかに哀しみ、
いかに楽しむかといことが、人生のすべてだ。

★「仕事の道楽化」
本田静六博士

『人生の最大幸福はその職業の道楽化にある。

富も名誉も美衣美食も、職業道楽の愉快さには遠く及ばない。

職業の道楽化とは、学者のいう職業の芸術化、趣味化、
遊戯化、スポーツ化もしくは享楽化、であって、 
私はこれを手っ取り早く道楽化と称する。

名人と仰がれる画家、彫刻家、音楽家、作家などが、 
その職業を苦労としないで、
楽しみに道楽としてやっているのと同様に、 
すべての人がおのおのその職業を、
その仕事を道楽にするということである。』

『すべては「好き嫌い」から始まる』 
仕事の道楽化を果たそう。

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集中する

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あなたが設定した目標が何であれ、
それを達成するためには集中しなければなりません。
特に、あなたのビジネスにとって必要不可欠な事には、
あなたは全力で集中できなければなりません。

これが、あなたがネット上で
チャンスを追求しているだけの人で終わるか、
「戦略的起業家」になれるかの境目です。

チャンス追求型の人は、
絶えず注意散漫の状態にあります。
常に「他に何かできることは?」
「次のチャンスはどこかにないかな?」と考えながら、
インターネット上を徘徊しています。

その反対に、戦略的起業家は、
必要不可欠なことだけに集中します。
本当の起業家とは、
「自分の成功ビジョンを現実のものにするために、
最小限やらなくてはならない事は何だろう?」と
絶えず自問している。

この両者の違いは大きいのです。
あなたが真の起業家であれ、チャンス追求型の人であれ、
とにかくあなたの周りには、
あなたの注意を引こうとするチャンスや、
あなたの気を逸らさせるものがあふれています。

ですから、あなたが戦略的起業家のように考え、
集中する習慣を身に付けることは、死活問題なのです。

注意をそらすものに関わっていると、
あなたは何か達成しているような錯覚に陥りますが、
現実には、あなたは何も達成していない。
また、そういうことをしていると、
意味あることを何もやり遂げていないのに、
エネルギーと集中力を吸い取られてしまいます。

あなたの人生において、
自分の経営するビジネスで成功したいなら、
あなたは、集中力を身につけなければなりません。
そうしないと、一生、注意を逸らせるものから
解放されることはありません。

できるだけ短期間で、あなたのビジネスにおける目標を
すべて達成できるようになるには、
それしか方法がありません。

注意散漫は、あなた自身とあなたのビジネスに
どんな影響を及ぼすでしょうか?
注意散漫になると「片付けるべき物事を
タイムリーに片付けることができない」ということです。

そうなると、長時間仕事をしている
(あるいは、少なくともあなたは仕事をしていると
錯覚している)のに、
実際は何も達成していない、
なんていうことになってしまいます。

的を絞ることが、
しっかりした戦略を立てる根幹です。
あなたは、ターゲットにしない見込み客や、
提供しない商品など、「今後、対象にしないもの」を
決定するまでは、戦略的になれない。
的が絞れていると、あなたのビジネスにおいて、
それをターゲットにレバレッジを生み出すことができます。
そしてレバレッジによってビジネスは拡張し、
「あなたの手を離れても」利益が出るようになります。

的が絞れていないと、やるべきことを先延ばししたり、
達成が遅くなったりします。
あまりにも注意散漫になると、
物事を一貫して行うことがないため、
達成できすに、締め切りにも遅れ始めます。

最終的な成功に関して
意味のないことばかりやっていると、
そのこと自体からいろいろな問題が発生してきます。

注意散漫は、あなたの顧客獲得能力に
悪影響を及ぼしますし、
獲得した顧客に対しての、顧客維持能力を低下させます。

また、あなたのビジネスが大きく成長すればするほど、
集中力はますます重要になります。
なぜなら、レベルが高くなると、
集中すべきことも増えるからです。

あなたは、組織は大きくなるほど、劣化しやすく、
それが組織中に広まることを理解していますか?
そして、これは、あなた自身やあなたのビジネスにも
あてはまるということを理解していますか?

このことをもう一度理解して、
あなた自身が注意散漫になっていないかを
ぜひ考えてみてください。

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「喜神(きしん)を含む」

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喜神の神とは神社仏閣に祀ってある神ではなく、
精神の神、つまり心の最も奥深い部分を指す言葉です。

従って喜神を含むとは、どういう立場に立たされようと、
それに心を乱されることなく、
心の奥深い部分にいつも喜びの気持ちを抱いている。
事に当たれば、どんな運勢でも開けないものはなく、
上昇気流に乗ったように開けていくという意味です。

これこそは人生の極意であり、
特に人の上に立つ者が身につけておかなければならない
姿勢だと思います。

喜神を含んでものごとが実行できる為には、
どんな事であろうとも、甘んじて受けることが大切だ。

甘んじて受けることができるためには、
自分の人生は天が導いている、
従がってどういう事が起きようとも、
それは良い事の兆しであって悪い事は何もない
という強い確信が必要である。

天へのこの深い信頼があるとき、
私たちは目先の事に動揺することなく、
一見トラブルにしか見えない事も甘んじて受け入れ、
誠心誠意改善に努力することができる。

人を非難することなく、清々しい気持ちで、
喜々として取り組める。

そうすると、事態は変わっていかない筈はない。
それを一度体験すると、信念が裏打ちされる。

天と自分との間には深い絆がある、という信念を
を強固にするために、
私たちは、あらゆる事を体験させられている。

これを祝福と言わず、何と言おうか。 
人間は祝福された存在なのだ。
私は、人間、万歳!と叫びたい気持ちで一杯である。

お互いの人生を取りこぼすことなく、
有意義なものになるよう、
切磋琢磨して頑張っていこう。

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グリット

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「グリット」とは

ペンシルベニア大学の心理学教授アンジェラ・リー・
ダックワース氏が提唱する能力で、
ゴールに向かって熱心に最後までやり遂げる継続力、
意思の力とされている。

成功は、才能や知能には関係なく、
このグリットによってもたらされる。

グリットのエンジンになるのが、
「モテたい」 などの根源的な欲求。

だったら「モテたい」をゴールに、成功した姿を強く
イメージしながら進んで行こう。

たとえ途中で道に迷っても、恐れることはない。
最初に抱いた情熱、エネルギーさえ思い出せれば、
また戻ってくることができる。

自分の根源的な要求は何か

今、あなたは何のために勉強していますか? 
あなたの勉強の目的は何ですか?

一流大学に合格して一流企業に就職するためですか? 
資格をとれば、安定した収入を得られるからでしょうか? 
あるいは、親から言われて
とりあえず勉強をしている人もいるかもしれません。

それらは、はたして本当の目的なのでしょうか。

たとえばA君が弁護士を目指したのは、
「一人でも多くの人を救いたい」
「人と人との笑顔をつなげたい」という思いからでした。

でもある日、友達からこう言われたのです。

「いつもそう言っているけど、なんか抽象的だよね。
本当にそう思ってるの?」

「いや、ボランティアもやってきたし、
この気持ちに嘘はない」と
A君 は反論したのですが、
その言葉をきっかけに、
「自分は何のために弁護士になりたいのだろう?」と、
もう一度よく考えてみました。

その結果、実は「(有名になって)アイドルに会いたい」

「(人にしばられず)自由になりたい」と思っている
本心が見えてきたのです。まさに「青天の霹靂」でした。

ちょうど、勉強が行き詰まり、
自分で選んだ道のはずなのに
迷いが出てきている時期でした。
それが、自分の本音に気づいた瞬間、
勉強を「やらされている」から「やる」に変化しました。
本能的な欲求が、やる気を奮い立たせたのです。

「司法試験に合格したい」と
漠然と思っているだけだったら、
頑張る力もわかず、おそらく合格は無理だったでしょう。

あなたも、勉強をする本当の目的は何なのか、
もっと掘り下げて考えてみてください。

「いい大学に入りたい」「一流企業に就職したい」の
その先に、「お金が欲しい」「人気者になりたい」
「高級車に乗りたい」……
そんな根源的な欲求はあるのではありませんか?

これらは、総じていえば、
人やお金に「モテたい」という意識です。

この「モテたい」を強く欲することによって、
勉強への情熱がグッと高まります。

これは、勉強だけでなく、
ビジネスの世界でも同じことです。

日本人はつい自分を抑制しがちですが、
建前だけでは挫折します。

カッコつけずに欲求と向き合い、解放するのです。

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自分自身を明確にする

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人が物事を深く洞察して捉えようとする際に
最も重要なポイントの1つが、「明確化」です。 
「物事を明確にする」ことが重要なのは、 
あなたの経営するビジネスに限ったことではありません。

あなたが取り組む「明確化」の中でも
最も重要なポイントは、自分についての明確化です。 

自分が何者なのかについて、はっきり分かっていますか?  
どういう人間で、何を手に入れたいと思っていて、 
どのようにそれを手に入れようとしているのか、
どのくらい明確ですか?

あなたはこれらについて、どの程度明確に把握していますか? 
これを、もっと心理学的なフレーズや定義で言い表せば、 
あなたは自分の目的、人生における使命、
精神的信条などについて 
どの程度明確に分かっていますか、ということです。

あなたは、自分のアイデンティティ、自分が何者なのか、 
自分がどういう人間なのかについて、
どの程度明確に分かっていますか?  
自分の信条や価値観について、
自分にとって最も重要な価値観は何か、 
自分が最も大事にしている信条は何かについて、
どの程度明確に分かっていますか?

あなたは、自分が経営するビジネスの会議の席で
自分が提供できるスキルについて、 
そして、それらのスキルが他の人たちに
どんな恩恵をもたらすかについて、 
どの程度明確に説明できますか?  
どんな言動が自分の助けとなり、
どんな言動が自分に損害を与えるのかについて、 
現在、どの程度明確に述べることができますか?

あなたは、自分が何者かについて明確に分かっていなければ、 
本当の自分にはなれません。これは重要なことです。 
なぜなら、もしあなたが、ビデオを作ったり、
レポートを書いたりなど、  
最終的に、あなたの見込み客をコンバートさせる必要のある、 
知性に訴える類のマーケティングをするつもりなら、 
あなた自身が、正真正銘のあなたでなければ、
こういうことは容易にできないからです。

このように、自分について明確にすることで、 
あなたはより大きな力を発揮できるようになるのです。

あなたの市場について、あなたの見込み客は
実際にどんな人たちなのかについて、 
そして、あなたがビデオやメルマガなど、 
なんらかのマーケティングのメッセージを作るときに、 
あなたが彼らに考えて欲しいこと、感じて欲しいこと、 
最終的にやって欲しいことについて、
明確にすることが重要です。

「あなたには、自分で認識しているより
も大きな影響力がある」ということは、 
本当にいろいろな人が、いろいろな言葉で語っています。 
あなたは、自分で思うよりも、はるかに影響力があるのです。 
「物事を明確化する」センスをもって
ビジネスを経営しているとき、 
これは、まさに本当のことです。

あなたが手に入れたいと思っていること、
あなたが現在立っている場所、 
その他あなたの人生にとって欠かせないことであれば
何であれ、 
「明確化」は、パフォーマンスを上げる手法なのです。

それは、あなたがさらに前進するための点火装置であり、
アクセルなのです。 
なぜなら、究極的には、あなたが必要とすること、 
次に行くべき場所について明確に知ることになるからです。

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「トーマス・エジソンの発想法」

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「天才とは、1%のひらめきと99%の努力の賜物である」

残念ながら、この言葉ほど 間違った意味が世の中に流布し、 多くの人の誤解を受けている言葉はないのです。

エジソンは、肉体や精神、宇宙などに対し、 独特の世界観を持っていて、 自身の発明の原動力について、こう述べています。 「人間、自然界すべての現象は、 我々の思いもよらぬ遥かに大きな未知の知性によって 運命づけられている気がしてなりません。 私自身も、これらのより大きな力によって動かされて、 数多くの発明を成し遂げる事ができました」。

この「遥かに大きな未知の知性」の事ことを 「リトル・ピープル・イン・マイ・ブレイン (頭の中に住む小人)」 と呼んでいたエジソンは、 発想の原点であるリトル・ピープルの声を聞くこと、 つまり1%のひらめきを得ることが大事だと、 日記の中で繰り返し述べています。

「最初のひらめきが良くなければ、 いくら努力しても無駄である。 ひらめきを得るためにこそ、努力はするべきなのに、 この事を分かっていない人が、あまりにも多い」 と、自分の発言が世の中に誤った解釈で 伝わってしまったことを嘆いているくらいです。

エジソンは、発明や研究に行き詰まると、 海辺に行き、釣り糸を垂れるのが常でした。 ただし糸の先に餌はつけません。 潮風に吹かれ波音を聞き、自然の中に身を置くことで、 不思議と頭を悩ませていた問題の 解決策が浮かんでくるというのです。 自然界や宇宙から流れてくる未知の知性のアイデアを キャッチし、新しいひらめきを釣る。 エジソンの釣りには、そんな意味が込められていました。

しかし、これは天才・エジソンだからこそできることです。 では、私たちは、どうすればよいのでしょうか。 エジソンは、研究に行き詰まったエンジニアに、 こんなアドバイスをしています。

「問題は、君の考え方にある。 大事なことは、頭の中に巣食っている『常識』という理性を きれいさっぱり捨てることだ。 もっともらしい考えの中に新しい問題解決の糸ロはない」

努力も、やみくもにやっても駄目なのですね。 最初の閃きが正しくないといけない。 閃きを得るためには、考えて考えて 沢山の努力を重ねないといけない。

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「ありのままの」あなたで成功

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「あなた」はあなたのビジネスにおいて
もっとも重要な資産であるので、
あなた独自の戦略が必要なのです。
本当のあなた、
本当にあなたが得意なことを生かした戦略です。

成功する戦略型起業家の秘密のひとつは、
自分自身の強みを活かした戦略で、
有力な利益を作り出すこと。
言い換えれば、ある がままのあなたのおかげで、
ビジネスが成長していくのです。


インターネットビジネスを営む起業家が犯す間違い

インターネットビジネスを営む起業家は、
みんな同じ間違いを犯します。
他人がしているのと同じことをしてしまうのです。
そしてさらに時間と労力を費やしています。
それは戦略ではなくて 狂気です。
不満足な結果のレシピとも言えます。
面白くないし、強みにもなりません。
成功することもほとんどありません。 
チャンス追求型は強みがないのです。

ただ単に群れを追ってい るだけです。
するべきことを自分の中ではなく、
外ばかり見て探そうとするからです。
そのせいで、他人と差別化できる唯一の要素、
自分自身の独自性が犠牲になってしまうのです。

自分の強み、経験、才能を活用すれば、
ライバル企業より有利なはずなのに。
それに比べて、戦略型の起業家は
まず自分の強みを理解します。
強みとは、あなたの才能、経験、教育、
そしてスキルの組み 合わせです。

これがすべて交わって強みが生まれます。
戦略型の起業家とチャンス追求型の違いは、
強みを理解し、それが活用できる分野でだけ
勝負をしているかどうかなのです。

ビジネスとは、お金を賭けた大きなゲームなのです。
それなら自分が得意なゲームで勝負するほうがいいですよね。

ほとんどのチャンス追求型は、
勝てないゲームで勝負している、
もしくは勝負しようとしています。

もし、あなたの得意分野が何かわかっていない場合は、
今すぐはっきりさせる必要があります。
残念ながら、多くの人が自分の 長所を知りません。
ピーター・ドラッカーはこう言いました。
「失敗するほとんどの起業家は、自分の強みを知らない。
聞いてもぽかんとしているか、
知識について間違った答えを返すだけだ」。

自分1人で自分の強みを見つけるのは難しいことです。
木の前に立ちながら、
森の全体図を見ようとしているような状態です。
私たちは、学生時代から自分の弱みに
集中するように教えられてきました。

また、強みというのは
自分がいつも当たり前のように持っているものなので、
気づきにくいのです。
他の人も簡単に 当たり前にできることだと思い込んでいます。
最後に、強みは楽しいものなので、無視しがちなのです。 
考えてみてください。

今、あなたがしていることより
もっと楽しい仕事ができるのです。
その楽しい、そして簡単な仕事が、
あなたのビジネスをさらに拡大し、利益を増やし、
理想の人生を送らせてくれます。
それが理解できれば、
ビジネスで成功するために強みを活用することが
どれだけ重要かわかりますよね。

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勝てる分野で勝負する

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どうすれば戦略型の起業家になり、成功を収められるのか?
その方法の一つが、「勝てる分野で勝負する」ということです。
「勝てる分野で勝負する」というのは、戦略の基本で、
自分の得意分野で活躍するということです。

勝てる分野を正しく選択すれば、
すべてが簡単に、確実に達成できます。 
チャンス追求型の問題は、
勝てる可能性が低い分野でも勝負をしてしまうこと。
それどころか、自分が苦手なことばかりやろうとしてしまいます。

だから、毎日ビジネスに時間を費やすことが
とても辛くなります。
どうしたらいいか分からないことが多過ぎます。
どうしたらいいか分かることでも、
自分の得意分野ではないので、
仕事をするのにどんどん抵抗が出てきます。

こういう症状が出ていたら、
間違った分野で間違った仕事をしているという証拠です。 
その点、戦略型の起業家はまったく異なる経験をします。
働くことに抵抗や先延ばしの気持ちが起こらず、
朝起きてすぐに仕事を始めたいという気持ちになります。

障害物にぶつかってばかりではないので、
波に乗って成功と夢に近づいているような
気持ちになるからです。
取り組むこと、やることリストのすべてが
簡単 にこなせ、しかも楽しみながらできます。

あなたの勢いは誰にも止められません。
正しい時に、正しい場所で、正しいことをやっていると
自分でも感じ、
生まれてきた意味が分かったような気がします。
想像を超えるスピードでお金も湧いてきます。

夢のように聞こえるかもしれませんが、
そうではありません。
何千人もの戦略型の起業家がそうです。
彼らが優位性を持っていること、得意なことが、
ニッチや市場が欲していることと一致しているから
それが可能なのです。

もしあなたが、ビジネスでお金に困らないようになった後でも、
心のモヤモヤや気持ちの高揚感を感じないような状態が
続いているとしたら、一度考えてみてください。
自分は今、「自分の得意分野で勝負できているか?」と。

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ストーリーで売上急増

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シュリッツ・ビールの成功例

1919年、シュリッツ・ビールは倒産寸前でした。
その売り上げは不振で、市場での売れ行きは5位。
何よりも倒産という高い可能性に直面し ていました。

彼らが伝説的マーケティングの天才かつ名高い
コピーライターであるクロード・ホプキンズを雇ったのは
その時です。
ホプキンズはストーリーを探し 求めて、
醸造所を訪れるために、
はるばるウィスコンシンまで旅に出ました。

ストーリーとは、そのビールに関する
現在の認識を変えるもの、
また、シュリッツ・ビールを飲むべきビールとして
位置付けるもの、
市場および消費者に共感を与えるものです。
ストーリーとは、彼が市場と共有することのできる
コア・ストーリーとしての役割を果たすものです。

当時の全ビール醸造者は『純粋』を強調していた。
彼らは『純粋』という語を大きな文字で記していた。
その主張は、水がカモの印象を与えるのと
同じくらいの印象を人々に与えた。

私は醸造の科学を学ぶために醸造の学校に通ったが、
それは少しも役に立たなかった。
それで醸造所に行った。
ビールがパイプ上に滴っている板ガラスの部屋を見て、
私はその理由を尋ねた。
これらの部屋は、ビールが純度をもって冷却されるように
ろ過空気で満たされていると彼らは教えてくれた。

私は木材パルプで満たされた素晴らしいフィルターを見た。
彼らはそれがどのようにビールをろ過するのか
説明してくれた。

汚染を防ぐために一日に二回、どのようにして
すべてのポンプとパイプを消毒するのか、
どのようにして機械ですべてのボトルを4回清潔にするのか、
彼らは見せてくれた。
彼らの醸造所はミシガン湖に位置するにもかかわらず、
純水を得るための深さ4000フィートに達する
アルトワ式井戸を彼らは見せてくれた。

彼らは、ビールが利用者に出荷される前に
6ヶ月間熟成される大樽を見せてくれた。
彼らは私を製造所に案内し、
オリジナルな酵母細胞を見せてくれた。
それは最高度の風味を引き出すために
1200回の実験を経て開発されたものである。
シュリッツ・ビールを製造するのに使用される
すべての酵母は、
そのオリジナル細胞から発達したものである。

私は驚嘆して事務所に戻り、尋ねた。
「何故、こうしたことを人々に伝えないのですか?
何故、自社のビールは純水であるということを
他社よりも大きな声で強調しようとするだけなのですか?
何 故、その理由を伝えないのですか?」
「何のためにですか」と彼らは言いました。
「我々が利用しているプロセスは
他社が利用しているも のと全く同じなのです。
それなしでは美味しいビールは誰も製造できません」

「しかしですね」私は返答した。
「他社はそのストーリーを伝えたことがないのです。
それはあなた方の醸造所を訪れるすべての人を
驚嘆させるものです。
それは紙上で誰をもアッと驚かせます」

それで、私は紙上でこうした板ガラスの部屋や
純度に関わる他のすべての要因を描写した。
私はすべての優れた醸造所に共通するストーリー、
しかしこれまで伝えられたことのなかった
ストーリー を語った。
私は純粋さに意味を与えた。
シュリッツは、数か月で5位から
一位と肩を並べるまでに躍進した」

さあ、次の点に気付いてください。

シュリッツ・ビールは、そのライバル社よりも
純粋なビールであったわけでは決してありませんでした。
しかし、純粋さを確実にするために
ビール製造者が講じる手段を
一般人に伝えるコア・ストーリーを作り上げた
第一人者になることによって、
ホプキンズは、シュリッツは本当に最も純粋なビールである
と国民全体に確信させたのです。

それ以上に大切なことに、
シュリッツがその主張をしたことによって、
ライバルの醸造所は純度に対する主張をすることが
出来なくなったのです。
お分かりであるように、製品には何の変化もありません。
唯一の変化はストーリーでした。
マーケティングへの
コア・ストーリーの注入であったのです。

最終結果、あっという間に、
シュリッツはアメリカで5番目の売れ行きから、
ナンバーワンに飛躍したのです!

このようにストーリーの力は絶大です。
なので、ぜひあなたも独自のストーリーを
見つけてください。
それをあなたのマーケティングや広告で使えば、
結果は明らかです。

ビジネスは顧客に常にストーリーを語ります。
残念なことに、
大抵の場合、語られているすべてのストーリーは、
使い古された同じストーリーなのです。
しかし、ビジネスがストーリーを語り、
そしてそれが ライバル企業よりも
優れたストーリーである場合は…
多くの場合、販売は急増し、ビジネスは成長し、 
顧客は以前にもましてより忠実になるのです。

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『負の感情を捨てる方法』

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心理カウンセラー、中島輝

《もし私があなたの立場だったら、
私もきっと同じことをしたでしょう》

これは、私がカウンセリングで
クライアントによくかける言葉です。

とても優秀なのに、一人で思い悩むところがあって、
何度も自殺を図ってしまうクライアントに
その言葉をかけた瞬間、
彼は張り詰めていた緊張の糸がふっとほぐれて、
わっと泣き出し、その直後に大きな安心感を得ました。

それは、「自分の不完全さ」を認められたことによる、
人間としてごく自然な反応です。

この言葉は、アメリカを代表する心理療法家、
カール・ロジャーズの「魔法の言葉」とも言われています。

相手の言葉を聞いて、聞いて、聞き続けて、
最後にすべてを受け入れる。

これは自分自身にも有効な考え方です。 
不完全な自分を受け入れるということです。

自分の中のどす黒い感情を認める。 
そうした瞬間に、嫌われてもいいから、
自分らしく生きようという勇気がわいてきます。

新しい自分が生まれます。

もし誰かに不満をもっていたら、
その人も不完全だと気づくのです。

すると、その人の欠点も
あまり気にならなくなると思います。 
自分も不完全だし、相手も不完全なのだということです。

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