人生100年時代を楽しむ

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中田卓也、ヤマハ社長

幼少期よりヤマハ音楽教室で学んだ。
音を奏でて少しずつ上達する楽しみに加え、
誰かと音を合わせるコミュニケーション力、
何より新たな曲に挑戦する姿勢こそが
人生を豊かに彩ることを体験してきた。

若い頃の記憶や感覚を呼び起こすことは
活力に繋がる。
青春ポップスの受講者の継続率が高いのも
それが理由だ。

何時でも、どこでも、誰とでも音楽で
笑顔になれる社会の実現を目指している。

活気に満ちた社会づくりに貢献するのは、
生き生きと働く社員たちです
互いにリスペクトし合う風通しの良い
企業風土を目指し、
組織の枠を越えたコミュニケーションを
フリーテーマで実践しています。

人生100年を謳歌するために必要なことは
好奇心の積み重ねだ。
興味を持ったことには迷わず取り組み、
面白ければ継続し、また新たな事にも
挑戦していく。

何時までも若々しく人生を謳歌するのに
大切なことは好奇心や探究心に身を任せ、
一歩前に踏み出してみることです。
そうすれば必ず新たな世界が
目の前に広がるはず。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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人間関係を半分降りる

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鶴見済(わたる)

家族であっても、同じ職場の同僚同士でも、
人との距離が近すぎたり閉鎖的すぎると、
悲惨なイジメやトラブルが起こる。
だから少し離れて距離を取り、
人との繋がりを流動的にしていくことで、
もっと気楽に生きようと伝えたかった。

人間は自分の居場所を1つに絞っていると、
そのコミュニティに依存するようになる。
本当はそこに居るのがきついのに、
無意識にそのコミュニティに留まって
問題を解決しようとしてしまったり、
狭い集団の中で認められることに固執して
のし上がろうとしたり、
そういう考えにはまっても気づけなくなる。

ここで失敗しても、また別の場所に行けばいいと、
保険をかけておくと、
気軽に振舞えるようになる。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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分かりやすく話す10の方法

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 竹内慎也

1.結論から話す
結論から話せということは、よく言われます。よく言われることですが、なかなかできないんですよね。私たちは起承転結の話し方を刷り込まれてしまっているので、結論を最後に持ってきてしまいがち。だから、かなりの意識改革が必要です。結論には、大きな結論だけでなく小さな結論も存在します。このあたりは、パワーポイントを用いたスライドをイメージすると分かりやすい。プレゼンの結論を示すスライドを頭のほうに持ってくるのが、大きな結論。そして、各スライド毎で「このスライドで言いたいことは、ズバリ○○です。というのは……」と話をするのが小さな結論。この両方が必要なわけです。

2.余計なことを話さない
余計なことを話してしまうと、本当に伝えたい重要な情報がそれほど大切でない情報に埋もれてしまいます。多少気が利いた人ならば「ちょっと話がそれるんですが……」と前フリしたりするんですが、前フリしたら許されるという話ではないです。そらしちゃダメですよ。

3.予告する
今から話す内容がどんなものなのかを予告してあげるのは、聞き手の負担を大きく減らします。これは、話し上手な人は心掛けていることです。たとえば、「ポイント3 つでお話ししますね」「ここまでのお話を、ある事例と照らし合わせて解説します」こんな予告を多用してみる。

4.一文を短くする
一文が長くなると、それだけで話は分かりにくくなります。「~で、~で、~で」と続けてしまうのではなくて、「~です。(ちょっと間をあけて)それで……」と続けていったほうが、ずっと分かりやすくなります。ただ、一文が長くなるというのは、本人に自覚症状がないことがほとんど。なので自分で意識してみる。

5.重要ポイントを強調する
「ここが大事なんですけどね……」と言ってから、そのポイントを話す。まるで先生が授業中に「はい、ここテストに出るぞ~」と言わんばかりに言ってみる。これはすごく大切なスキルです。「ここが大事なんですけどね……」というだけで、聞き手はそこを重点的に聞いてくれます。言わなければ、他の箇所と同等程度の注意力しか注いでくれません。その差は歴然です。

6.できるだけ具体化して話す
「具体化は、プレゼンテーションにおける一つのキモです」それくらい大切なのが、「具体化する」というテクニック。抽象的な話は、どうしても記憶に残りにくい。それを聞き手の記憶に残りやすい形に変換してあげるわけです。たとえば、自分の体験談で語ってみたり、数字・データを用いて表現してみたり。プレゼンや日常のトークで使うためには、「具体的に言うと……」と、とりあえず言ってみるとよい。「具体的に言うと…」と口にしてしまえば、その後には具体的な話をせざるを得ないでしょう。

7.たとえ話を用いて話す
アップのCEO故スティーブジョブズは、ペプシコーラのCEO を自社に招き入れる際にこのように言ったそうです。「一生砂糖水を売り続ける人生でいいのか?」これは、かなり上級のたとえ話ですが、事実を示しているので感情が動きます。Aが聞き手にとって馴染みのない情報の時に、Bというよく知っている話をたとえに使うことで、話を分かりやすくしているわけです。難しい話をする際には、たとえ話は非常に有効な手段です。

8.専門用語の取扱いに気をつける
専門用語というのは、話を分かりやすくもすれば、分かりにくくもします。その用語が分かっている人にとっては、説明を簡潔なものにしてくれる効果がありますが、その用語を知らない人にとっては負担でしかありません。だから、方針は簡単です。「聞き手にとって、直感的にかつ完全に理解できる専門用語ならば、どんどん使っていく。聞き手にとって、ちょっとでも考えないと頭に入ってこない専門用語ならば、使わないでおく」です。特に頭のいい人は注意です。あまりこれをやりすぎると周りから人がいなくなってしまいますし、営業だと全く売れなくなります。

9.話のスピードや間で変化をつける
いわゆる話し方の部分でも、分かりやすさに差がでてきます。たとえば「重要な話はその前後に間をとって、ゆっくり話す」ようにするだけで、分かりやすさには格段の効果があります。つまり、話し方において重要なポイントを際立たせるということ。これをしないと、重要ポイントが重要ではない話に埋もれてしまうんですよね。沈黙は金なりという格言があるくらいです。沈黙は金と同じ価値がある、という事です。完全にこの間やスピードを身につけると、聞き手を引き込めます。

10.ボディランゲージを織り交ぜる
同じく話し方でいえば、ボディランゲージも聞き手の理解をサポートしてくれます。たとえば「これくらいの大きさです」と言うときに、手でそのサイズを表してみるとか。視覚からも聴覚からも情報を送り込んであげるというイメージです。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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「手遅れ」

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玉村豊男

私は、200世帯ほどが住む小さな里山の集落に住んでいる。かつては、酒屋、魚屋、豆腐屋、なんでも屋など、複数の商店があって、村の人たちは、そこで買い物をしていた。

それらが消えてから、もう10年は経つだろうか。いつの間にか、みんな車に乗って町のスーパーへ買い物に行くようになった。村の中で循環していたお金は、どこか遠くに姿を消した。
スマホで注文すれば翌日には荷物が届く今では、羽が生えたお金の行先は、誰の懐なのか。知る事さえできない。

グローバル化が、地域の経済を破壊した。
破壊されてから、地方活性化という言葉が生まれた。
活性化するものが無かったので、今度は、地方創生という言葉ができた。

村は、確実に空家ばかりの廃墟となっていく。時代の推移が、住む人々の意識を変えるだろうか。
地域を持続させるソーシャルビジネスを可能にするのは、人々の将来に対する危機感しかない。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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