『生きる力になる言葉』

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藤尾秀昭

〇あなたの人格を磨き、人間性を豊かにする方法…そ
れは尊敬する人を作ることである。

〇節目で気づくべきは、「いつでもこれからだ」という
決意の時である。
間違っても怒りや、憎しみや悲しみのタネをまいて
へこんではいけない。

この二つの言葉は、
人が常に前進するために欠かせない言葉です。
尊敬する人がいなくなった時に、人の成長は止まります。
人生にはいろいろな節目があるものですが、
その時に怒りや憎しみや悲しみとらわれていたら、
前に進んでいくことはできません。
節目はそういうマイナスの感情に溺れている時ではなく、
さあ出発だと決意する時なのです。

日野原重明先生がNHKの対談の中で、こう言われた。
「統計によると、私の人生は
あと一年足らずしかないそうなんです。
だから自分には死の足音が確かに聞こえてくるように思う。
にもかかわらず、私は常に“上を向いて歩こう”という
気持ちを持っている。
とにかく、私の命は神様から与えられたものです。
その与えられたものに対して
自分自身がどこまでも充実して、
感謝して生きたいと願い、全力疾走を続けています」

「人生は今日が始まり。
昨日まではリハーサル、今日から本番」
田中真澄

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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すべては今のためにあったこと

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修養団・元伊勢道場長、中山靖雄

どんなご縁であっても、
自分のためにその出来事に出会わせてもらっています。
そのことを本当に納得し、
「こういうご縁だったんだなぁ」と心から思えた時に、
自分が開放されるのです。

しかし、到底受け入れられない、
筆舌に尽くしがたい出来事が起きてしまった時も、
本当にそんなふうに思えるのか。
そのことを考えてみたいと思います。

私のところへ勉強に来られていた
高円寺さんというご夫婦がおられました。
この高円寺さんの5歳の娘さんが突然交通事故に遭い、
亡くなってしまったのです。

その時、事故を起こした人が警察にいるということを聞いて、
このご夫婦はその人に会いに行かれました。
そして、どうされたかというと、
このご夫婦はその事故を起こした方に向かって、
土下座をして、お詫びされたのです。

「こういう縁にあわせてしまってごめんなさい。
こういう縁にあう子どもを育てたのは私の因縁です。
どうぞあなたは安心して、このことを忘れて、
世のため人のためになってください。
本当にごめんなさい」
このように謝られたのです。

ご夫婦には、悲しみも、許し難い思いも
当然あったでしょうが、
命が生まれてきた理由を本当に学びきっておられた。

頭でわかっていても、実際そんな目にあった時に、
本当にそう思えるのは、とても難しいわけです。

ご夫婦は普段からそのような生き方をしていたからこそ、
その時にそういう思いが湧き出たのでしょう。

「許す」ということの大切さは
みんな知っているかもしれません。
しかし、「許すこと」「許しきること」
さらに、「許しおおすこと」は深さが違うのです。

「許しおおす」という世界は、
このご夫婦のようなことをいうのです。

その高円寺さんご夫婦が、この前会いに来てくださって
こういうお話をしてくださったのです。

「あの事故から30年経ちました。
あの子の30年の命日に娘のお墓参りに行きました。
お墓参りに行くと、新しいお花がお供えしてありました。

ああ、誰かがお花を取り替えてくれたのだなぁと思って、
いったん帰りかけたのですが、
ふともう一度お墓に寄ってみたんです。
すると、雨降りの中、娘のお墓に
一生懸命
拝んでいる人がいたんです。
ああ、あの人が花を替えてくれたんだなと思って、
よく見てみたら、娘を轢いた相手の方だったのです」
とおっしゃいました。

相手の方を見てびっくりした奥さんは、
「お墓参りをしてくださって、
あなたもお詫びをしてくれていたのですね。
本当にありがとうございます」
と声をかけられたのだそうです。

すると、相手の方も驚かれ、
「お母さんでしたよね。ごめんなさい」
と謝られたあと、
「ここで会えると思いませんでした。
あの後、一度たりとも事故を起こしたことを
忘れたことはありませんでした。
私が悪かったのです。
本当にごめんなさい。

奥さんとご主人の愛に包まれて、
俺はどんなことがあっても人を許さなければいけないんだと
思って生きてきました。

そして、娘さんを神様みたいに思って、
毎日お詫びをして生きてきました。
お目にかかれて嬉しかったです。
ありがとうございます」

「許すこと、許しきること、許しおおすこと」
このことを私は高円寺さんご夫婦から教えていただきました。

私が毎年お話をさせていただいているお寺があるのですが、
私が行けなかったため、
高円寺さんに代わりにお話に行ってもらったことがありました。

この時お話をしていただいたら、
お話を聞いておられた方の中に、
同じように交通事故の体験をされた方がいらっしゃった。
そういう体験で悩んでおられる方に
出会わせるようになっているのだな、と
それもまた不思議なご縁を感じるのです。

《「許しおおす」 すべてを受け入れることは、
本当に難しいことです。
しかし、命の理由を学びきったならば、
きっと許しおおすことができます》

「弱い者ほど相手を許すことができない。
許すということは、強さの証だ」(マハトマ・ガンジー)

「人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい」(マザー・テレサ)

許しおおすことができる人は偉大だ。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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ドラッカーのマーケティング

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1.企業の目的は顧客の創造であり、
 その中心がマーケテング活動である。
2.マーケティングとは、販売を不要にする品揃え、価格付け
 流通チャンネル選択、販売促進の活動である。
3.マーケティング活動は、会社の全部門の人たちが参画する
 マーケティング委員会で推進する。
4.マーケティングとは、つまるところ自社を
 ブランド化することである。

企業の目的は顧客の創造である。
したがって企業は2つの、
ただ2つだけの企業家的な機能を持つ。
それがマーケティングとイノベーションである。
この2つだけが成果をもたらす。
他のモノのは、すべてコストである。

1.マーケティングとは何か
マーケティングの理想は販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、
顧客に製品とサービスを合わせ、
自ら売れるようにすることである。
マーケティングとは、売れる仕組みづくりだ。
売れる仕組みを作るには、顧客の視点に立って、
自社の製品・サービスを考えねばならない。
顧客にとっての有用性、つまり顧客が解決したい問題とは
何かを徹底的に考察する。
そのためには、顧客に聞く以外に方法はない。

顧客にとってのコア価値は、便利さ、品質、デザイン、
堅牢さ、価格、アフターサービス、こだわりなどが挙げられる。
ここは妥協無く、徹底的にこだわりたい。
次にレスポンス・スピード、そして顧客一人一人への対応、
ホスピタイティと続く。ここは自利自他の精神が反映される。

2.マーケティングで考えるべき要素
マーケティングには3つの段階がある。
まず、市場を調べ、自社のターゲットと立ち位置を明確にする。
次に、製品・サービスを具体的にデザインする。
最後に、マーケティング活動のあくなき実践展開となる。

マーケティングを具体化するために、
自社の製品・サービスについて、4つのPをデザインする。
4のPとは、PRoduct(品揃え)、Price(価格)、Place(流通チャネル)、
Promotion(販売促進活動)を言う。
品揃えとは、自社がカバーする製品・サービスの範囲。
どこまで揃っていたら顧客がいいなと感じるか。
価格は、ただ1つの利益をもたらすマーケティング要素だ。
値段は決して安ければ安いだけ良いものではないことは、
日頃渡したちが痛感しているところ。
どのようなチャネルを通じてものを販売するかの
選択が流通チャネルだ。
一般的には、エージェントを通すか、直販するかになる。
最後に販売促進手段の工夫がある。
品揃えと価格は基本的なマーケティング要素だが、
それが決まったら販売促進の工夫が
マーケティングの醍醐味となる。

・顧客開発のプロセス
 チャネル→アクション→反応→訪問→提案→見積もり
→受注→生産納品→定期訪問
・チャネル
 既存顧客 紹介 潜在顧客
・アクション
 ホームページ 各種サイト 商談会・展示会 飛び込み営業
 交流活動 マスコミ紹介 SEO対策 ニューズレター 
 会社案内・パンフ 工場見学

・営業活動の手順を思い出しマップを作る
・必要な成果量から必要な行動量を決める
・モデルの勘所、ボトルネックや課題を考える
・それにより、課題の目標管理シートを作る
・また、モデルを基に経営のコクピットを作る
・毎月、フィードバックを得て、振り返りを行うと
 問題点が分かり、業績が確実に上がる

これとは別に、実際の販売活動の設計と訓練による
販売の強化活動がある。
BtoB企業では営業部隊の訓練を行う。
内容は、営業プロセスの標準化(営業MAPの作成)と
商談プロセス・プレゼン力・傾聴力・交渉力の訓練、
そして営業チームのマネジメントの確率だ。
BtoC企業の場合には、マーチャンダイジングの諸要素、
店構え、品揃え、展示法、クリンネス、ホスピタリティなどの
工夫と訓練になる。
これらの全ての活動において、考え方の大鉄則は
自分が顧客だったら、何を望むか、どう感じるかだ。
[顧客中心主義]

3.マーケティングの実践法
マーケティング活動を実践する場合には、
全部門の人間が参画するマーケティング委員会を立ち上げ、
そこでテーマを決めて、マーケティング活動の
実践と振り返りを積み重ねていく。
マーケティングとは、企業の成果すなわち
顧客の観点から見た企業そのものだ。
したがってマーケティングに対する関心と責任は、
企業のあらゆる分野に浸透させねばならない。

4.マーケティングは戦略経営における企業活動の中核である
ニッチNo.1の地位を築き上げることが高業績企業の条件だ。
それは自社をブランド化することでもある。
マーケティングとは、結局のところ、ブランディングなのだ。
ブランディングとは、自社の製品・サービスを
ピカピカに磨き上げ、
徹底してデザインに拘り、最高の奉仕の心を磨き上げることだ。
それは自利自他の精神であり、
徹底して本質に拘る禅と道(茶道など)の精神を基にした
活動である。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『弱者の流儀』

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野村克也

私は、自らのことを間違いなく「弱者」だと思っている。
人はいろいろと言うかもしれないが、
自分の人生を振り返ってもやはり私は弱者だ。

プロ野球の世界で選手としても監督としても
実績を残すことができた。
だが、これは私が強いからではない。
弱者であるからゆえ、いつの時もおごらずに
謙虚になることができた。

それが、結果につながった。
弱者こそ、最後に勝つのである。

そもそも、私が自分を弱者だと思うその原点は、
幼少期の経験にある。
私が生まれ育った京都の田舎の家は、とにかく貧乏だった。
想像を絶する貧困家庭。

父親は私が2歳の時に亡くなり、兄と私の二人を
体の弱い母親が女手ひとつで育ててくれた。
戦後直後で、もともと食料もない時代。
まさに絵に描いたような典型的な
田舎の貧乏一家で育ったのだ。

だから、とにかく貧乏から脱却したい、
そのためにはどうしたらいいのか、
どうすれば金持ちになれるのか。
子供の頃はそんなことばかり考えていた。

それで中学では野球部に入って、とにかく必死に打ち込んだ。
野球を極めれば、プロになれる、金持ちになれる、
貧困から脱却できる、と思って。
高校は峰山高校で野球に取り組んだ。

とは言っても、峰山高校野球部は、
当時部員は12人くらいしかいなかったし、
結局私のいた高校3年間で甲子園の京都府予選に
一度勝っただけという典型的な弱小高校。

プロのスカウトが見にくるなんて事は、もちろんあり得ない。
あまりにも弱いから、一度潰されそうになったことも
あるくらいだ。

そんな経験を子供の頃からしていると、
やっぱり何をしていても良く言えば謙虚、
悪く言えば卑屈になってしまう。
貧乏性が体に染みついているのだろう。

その後、運良くテスト生でプロに入っても、
成功できるなんて夢にも思わなかったし、
田舎の高校を出ただけの自分が
監督になれるとも思わなかった。
自分が強いとは、とてもじゃないけど思えない。

でも、結果としてそれが良かったのかもしれない。
自分が強いと勘違いしてしまったら、
そこで努力をしなくなるし成長は止まってしまう。
頭を使って工夫しようとすることもなくなるだろう。
貧乏性がゆえに、いつも謙虚に努力して
工夫をすることができた。

それが、プロ野球の世界で長くやれたことに
つながっているのだと思う。

やはり、弱者は最後に勝つ。
もっと正確に言えば、弱者だから謙虚さを忘れず、
努力を続けることができる。
だから最後に勝てる。
それは今の若い選手たちにも忘れてほしくないことの1つだ。

「私は貧乏で、体が弱くて、学歴がなかった(中卒)、
だから成功できた』松下幸之助

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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「愚痴を言え」

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心屋仁之助 

辛い時や悲しい時、無理に笑う必要は無い。
せっかく辛い、悲しいを味わえるのだから、
存分に味わおう。

友達を捕まえて「あー苦しい」「もうだめだ」と
いっぱい嘆いて、悪口を言いましょう。

悪口や愚痴を言わなくても、嫌な事は起きる。
言うのを我慢すれば、好い事が起こる訳でもない。

口に出さなくとも、心の中で思っていれば同じこと。
それなら、どんどん吐き出してしまいましょう。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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笑ってくれると心が軽くなる

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近藤春菜

笑いが素晴らしいのは、笑った瞬間、人の心が少し開くこと。
笑っている時、人は無邪気で無防備になります。
人に笑ってもらって、相手の心の扉が少し開くと、
そこにグイッと入って行ける。

私にとっては、相手がどれだけ笑ってくれるかが、
仲良くなれるかのバロメーターです。
特に笑うツボか同じだと、
「この人とは気が合うな」と、無条件で受けいれられます。

また、悩んだり、堕ち込んだりしても、
友人に愚痴を聞いてもらって、
最後に「でも、面白いじゃん」と、言ってもらえると
それだけで心がふっと軽くなります。

私の人生には笑いは欠かせません。
笑いを通して、いろんな方と関わっていられることを
本当に幸せに思っています。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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「自分の強みを追求する」

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近藤春菜

中学生になると、先生のモノマネをしたり、
ギャグを言ってみんなを笑わせ、
クラスのムードメーカーになりました。

いわゆる「イケてる子」たちのグループにも入れて貰って、
笑いを取る事で自分の居場所を見つけました。

その時に思ったのは、人にはそれぞれ持ち味があるということ。
可愛い子には可愛さが、頭の良い子には頭の良さという
魅力がある。
そして、私には人を笑わせるという持ち味がある。

私が可愛さや頭の良さで競っても勝てっこないし、意味が無い。
人と比べても仕方がないと思った。

私は、人が笑ってくれるのが嬉しいのだから、
この道を追求しよう。
芸人になりたいと漠然と思い始めたのも、この頃でした。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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コンプレックスを笑い飛ばす

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近藤春菜

小学生のころ、「ブタ」と、からかわれていました。
私なりに傷ついていましたが、
いじられてシュンとすると周りの雰囲気を悪くしてしまう。

悟られないように、ツッコミとまでは言いませんが、
「ブタじゃないよ。」と明るく返していました。
すると、周りも和むし、自分も楽になるということに
気付いたんです。

最初は、苛められているんじゃないという強がりでした。
しかし、笑いが苦しさを楽しさに変えてくれる事を知って
人を笑わせるのが快感になって行きました。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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真逆の自分を演じてみる」

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心屋仁之助 

自分を責める人も、周りを責める人も、
ウツウツしているかイライラしているかの違い。
どちらも、すごくしんどいのです。

ンん十年も握りしめてきた生き方の癖を
急に変える事は出来ません。
まずは、自分の思考の癖に気付き、
とことんネガティブな感情を出し切ってしまいましょう。

そして、演技でもいいから真逆の自分になってみましょう。
無理に笑おうとするのではない。
笑いになるように自分で持って行く。
ちゃぶ台をひっくり返す素振りなんかお勧めですね。

そのうち自然に笑いがこみあげて来るでしょう。
同時に心がスーッと軽くなっている筈です。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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「どん底まで落ち込めば、後は笑うだけ」2

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心屋仁之助

周りを責めて、いつも怒っている人は
自分が頑張っている人だ。
だから、「私はこんなに頑張っているのに
なんであなたたちは頑張らないのよ」と怒る。

頑張る人とは、何もかも自分で背負い込む人。
好き好んで背負い込んでおいて、
周りの人を役立たずにしていく。
そして、「あなたたちが役に立たないから私がやるのよ」
と怒る。

そういう人は、もっと人を信用して、任せて、押し付けて、
もっともっと人に迷惑を掛けるといい。
いっぱい迷惑を掛けると自然に心から
「ありがとう」という温かい感謝の気持ちが湧いてくる。

なぜ、その人が何でも自分で背負い込むのかというと、
人に任せて失敗して「お前のせいだ」と言われるのが
怖いからだ。
周りが「手伝うよ」と言っても
「大丈夫」と手を離さない。
こんな人が居たら、「そんなに怖がらないで、
一緒にやろうよ」と声をかけてあげましょう。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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