『サクッと起業してサクッと売却する』

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正田圭

シリアルアントレプレナー(連続起業家)のススメ

日本の起業家は、ついつい創業した会社に居座り、のちのち後継者問題を抱えるものですが、シリアルアントレプレナーは、まったく違う価値観です。
動機なんでどうでもいい、お金が目的でもいい、さっさと起業してさっさと売却してしまえとすすめる。
なぜなら、起業が向いている人と、その後拡大するためのマネジメントが得意な人は、違う人間のことが多いからです。
向いている人が向いていることだけやるのが、社会の発展にとっては大事なことで、そのためにはもっとシリアルアントレプレナー(連続起業家)が流行ってもいいと思います。

「会社を売る」という行為は、あなたの人生を想像以上に豊かにすることにつながっていく。あなたの人生を豊かにするのは「たかがお金」なのだ。「たかがお金」なのだから、効率良く手に入れる方法を真剣に模索すべきだ

29歳までに1億円のキャッシュを手に入れろ

会社売却をすると、時間もお金も両方いっぺんに手に入る

最強の就活は、就職先に会社を売却すること!

バイトやインターンをして何が一番もったいないかというと、「雇われ癖」がつくことだ
「自分の知恵と度胸で金を稼ぐ」という本能的なモノが、一度バイトをすることで大きく削がれる

お金と時間に対する自分の戦略をきちんと持っているかあなたが設定しなければいけない問いは、「お金も時間も両方手に入れるにはどうしたらよいだろうか」だ
人生の節目節目で「踊り場」を作ること
「踊り場」とは、お金も時間もある状態のことだ。そういう状態のときに、初めてまともな意思決定ができる

長い人生のうち「働かない」という選択肢を選ぶ時期があってよい

働かない期間を、自分の理想に近づくための準備期間ととらえる

金を返せるかの心配より、金を借りられるかの心配

人間の代わりはいくらでもいる

人間関係のトラブルの99%は時間が解決してくれる

IPOをした後は、自由気ままに旅に出ることはできない

起業するときは、まず儲かっている商売、成功している人の「真似」から入るのが正解

自分の成長と会社の成長を比較して、自分の成長の方が急になったら売り時

「お金と時間に対する自分の戦略をきちんと持っているか」

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『お客を呼ぶ!スゴい仕掛け』

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佐藤元相・著 竹田陽一・監修 

〇神戸市三宮のレストランがやっているお客様に喜んでもらえる仕組み
「どうしたらお客様に不便をかけないか」
「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」
「どうしたらお客様に忘れられないようにするか」
「どうしたらお客様がお客様を連れて来てくれるか」
この枠に従って経営を改善すれば、きっと人材難も解消される

「安く! 良いもの!」と看板を高々と掲げて儲けているお店や会社もあります。しかしそれは、安易な安売りをしているのではなく、安くても儲かる仕組みが緻密につくられて機能しているからできることなのです

たとえ陳列しているケーキを買ってもらっていたとしても、お客様は「喜んで買い物をしているわけではない」

お客様が荷物を落とされたときのフォロー→
レジの周りは財布を取り出すときにバッグからほかの荷物が落ちることが多々ありました。「大丈夫ですか?」と声をかけるだけではなく、レジ前からお客様のところまで出て対応したほうがいい
新人の子のフォロー→
お客様を接客している現場で先輩が新人をフォローして、お客様を待たせないようにする

お客様対応には3つの段階があります。第1段階は、お客様と「直接接触するところ」を総点検し、「お客様に不便をかけているところ」、あるいはお客様に「二度手間をかけているところ」を見つけ出してこれを直す

・どのような理由で、お客様は私たちのお店や会社を選んでくれたのか?
・お客様は他店・他社との違いをどこに感じているのか?
・お客様は何を求めて商品を買ってくれたのか?

お客様があなたのお店を選んでいる理由は何ですか? 10個リストアップしてみよう

クーポンで喜ぶお客様と、失うお客様がいることを知らなければなりません。不公平感が店の信用を一番に失っているのです

おかき販売店「神戸みなとや」では、継続的にお礼ハガキが届く
「売店用お客様情報」のなかに、すでにお礼ハガキを出す日程が組み込まれており、自動的にお礼ハガキが送られる仕掛けとなっている

お客様からよく尋ねられることは事前にリストをつくっておく小さなお店や小さな会社は、どのようにしてあふれるモノや情報と差別化すればいいのでしょうか?
答えは「モノ」より「ヒト」を伝えるのです

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『ゆっくり、いそげ』

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影山知明

今の世の中で、人々が感じている「価値」とは何か。

──フェスティナ・レンテ。「急がばまわれ」と言ってもいい。目的地への到達を急ぐのであればあるほど、むしろ目の前のこと、足元のことを一つ一つ丁寧に進めた方がいい。もしくは一つ一つ丁寧に進めていけば、存外早く目的地に到達できるものだ

例えば、お店の評判や認知度を上げたいと思うとき。
一つの方法は広告宣伝費を大量に使うことだが、実はそれよりも、お店を訪ねてくださるお一人お一人に丁寧に向き合うことを積み重ねていった方が、長い目で見たら近道ということは大いにある
ぼくには逆に思える。守り、育てるべきは、ぼくらの暮らしであり幸福感。そして経済は本来、そのためにあるのではないかと

新しい経済システムとして、「特定多数経済」とでも呼ぶべきものを構想できないかと思うのだ

かつてポイントカードのようなものをやっていたことがあるものの、この後に記すような気付きに至りやめることにした。それはなぜか。
それはひと言で言うならば、お店に来てくださる方の「消費者的な人格」を刺激したくないと考えたからだ。
それとは、「できるだけ少ないコストで、できるだけ多くのものを手に入れようとする」人格。
つまりは「おトクな買い物」を求める人間の性向だ

交換を「等価」にしてしまってはダメなのだ。「不等価」な交換だからこそ、より多くを受け取ったと感じる側(両方がそうと感じる場合もきっとある)が、その負債感を解消すべく次なる「贈る」行為への動機を抱く

今の資本主義というシステムは多元的な価値を扱うことが苦手だ。
「特定のアーティストがCDを出せるようになること」
「被災地の事業者が再建できること」
「純米酒をつくる蔵が守られること」
「日本の森がきちんと手入れされ、未来につなげられること」
これらはそれぞれに「大事だ」という人がいる一方で、「別に大事じゃない」という人もいるような価値だ

「仕事に人をつける」──それを突き詰めていくと人はどんどん「替えのきく」存在になっていく
あらゆる仕事の正体は「時間」であると思う。それも機械が働いた時間ではなく、人が働いた時間(「働かされた時間」ではなく)。
そして、仕事に触れた人は、直接的にその仕事に向けて費やされた時間の大きさを感じ取るセンサーを持っているのではないかと思う。
そしてその費やされた時間の大きさと、そこから生じる「快」の感覚は一定の相関性を持っているのではないか

「傑作」は一夜にしてならず。それは、「作ることに時間がかかる」ことを意味するというより、その仕事を愛してくれる人々の心を育てることにこそ時間がかかることを意味している

「合理的な」経営教科書の教えとは真逆の考え方が、顧客から支持され、新しい時代の価値になる。
この価値観の転換は、今、働くすべての人が共有すべきものだと思います。
なかでも重要なポイントは、「特定多数」「個人」「直接」。このトレンドは、もう止められないと思います。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『まかせる力』

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高田明、新将命

新さんが社長だった時のジョンソン・エンド・ジョンソンの理念は、
「ファン(FUN)であれ」、
ジャパネットたかたの現在の理念は、「『今を生きる楽しさ』を!」

ビジネスの中では、小さなことから大きなことまで「まかす」「まかされる」ということが起こります。自分と相手がいて、「まかす」という行為は成立するわけで、言い換えれば「まかす」ことはコミュニケーションの一つでもあります(高田明)

完全に「まかせる」ことを成し遂げるためには、自らの信念や入念な準備、潮時を計る確かな目が要求される(高田明)

振り返って思う成長の最大の要因は「まかせられた」こと(高田明)

心の底からメーカーに「まかせた」と言ってもらうためには、売り手としての自分たちが「最初のお客さん」として、その商品を愛しているということを先方に理解してもらう必要があります(高田明)

「高田が、ジャパネットが薦めるテレビ、掃除機、エアコンだったら間違いない」「あれこれ時間と足を使って新商品を調べるのは面倒だ。それよりジャパネットで注文するほうが確実」こうした一つひとつの「まかせた」が、今につながるジャパネットブランドの信頼につながってきたのだと思います(高田明)

「自分たちが良いと信じたものを世に送り、みんなに幸せになってもらう。そうした社会貢献を続けていく」こうした思いで経営を続けていくには、株式上場は向かない。これが社長在任時に常に思い続けてきたことで、今に至るまで後悔はありません(高田明)

「まかす」ためには、まず「まかそう」とする人間が信頼されなければならない。皆が共感する信念を持ち、その実現のために日々努力を惜しまないという生き方を見せなければならないのです(高田明)

「信用」とは単にスキルや能力を信じられること、対して「信頼」とは人間性や人格まで含めて信じてもらえること(新将命)

かつて、幕末の官僚、小栗上野介が残した言葉があります。「一言にして国を亡ぼす言葉がある。それは『何とかなるだろう』という言葉だ」というものです(新将命)

・厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
・その夢は、社会にとって役立つものか
・夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
(勝ち残る企業の条件『経営の教科書』より)

トップ、リーダーが謙虚な姿勢を見せることではじめて、理念もクレドもチーム全員に共有され生きたものになっていく(新将命)

事業承継に、不安はある。でもそれを上回る「希望と期待」がある(高田明)

事業承継に限らず、経営とは「まかせる」こと

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『遠ざけの法則』

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中山マコト

独立起業する時、決めていたことがあります。それは、「お客を選べる会社になる」ということ。偉そうな言い方になるかもしれませんが、違います。
昔、セガのゲーセンで働いていた時の苦い経験から、お客を選べない店は早晩ダメになる、と身にしみてわかっていたからです。「悪貨が良貨を駆逐する」は、商売においても言えることなのです。

本書に事例として登場するのは、暴力的なまでの激辛ラーメンで知られる「蒙古タンメン中本」や「初めての方にはお売りできません」のコピーで知られる再春館製薬所など、まさに客に「媚びない」お店・企業の数々。

『遠ざけの法則』により、実際にブランドが定着し、熱狂的なファンを抱えておけることを、これらの事例が証明しています。

赤色系の看板のなかで、異彩を放つのが『蒙古タンメン中本』。ここはとにかく赤い。看板だけでなく、壁面も、店頭のメニューも、カウンターやスタッフのバンダナまでも、すべてが真っ赤です
『蒙古タンメン中本』は辛いもの好きに支持されている店です
最強の辛さを誇る「北極ラーメン」は辛いものが苦手な人には絶対にオススメできないメニューです

『初めての方にはお売りできません』再春館製薬所は顧客をフィルタリングする戦略を選びました。
顧客が最初に手にするのはミニサイズのサンプルです。中身は正規品と同じもの。それを実際に使用して、肌に合うと思った人にだけ、商品を買っていただこうというわけです。
商品のクオリティに納得した上でお金を出すので、クレームのリスクを低減することができます

サービスを受けるよりも、自分でやってしまう方が楽──そんな需要の掘り起こしに成功したのが滞在型ホテル『マイステイズ』です。
館内には自分で洗濯するためのランドリールームがあり、アイロンの貸し出しサービスもあります。また、ミニキッチン完備の部屋には調理器具と食器が揃っています。
1泊からでも利用できますが、長期滞在の場合はよりメリットを実感できるでしょう

大分人が集まり、大分人が創る郷土料理店『とど』

ラーメン凪 看板には「すごい煮干ラーメン専門店」「煮干しが嫌いな方ご遠慮ください」「煮干王」「日本全国から厳選した20種類以上の煮干を独自ブレンドした濃厚スープ」など、これでもか!というくらい、煮干の文字が並んでいます。極めつけは『丼一杯に最高級煮干を60グラム以上使用』というフレーズ

『人の死なないミステリー』松岡圭祐の万能鑑定士Qシリーズ

現在、江原道には女優やプロのメイクアップアーティストが愛用するブランドというイメージが定着しています。
ブランドストーリーには早乙女さんの名前こそ出ていませんが、「肌荒れに悩むひとりの女優」が「自ら試し、つくりあげ、楽屋に置いた」のが江原道の始まりだと紹介し、それがそのまま『女優が創り、育てた自然派化粧品』というキャッチフレーズになっています

東京の豊洲にある『ミリの駅』は、サバイバルゲーマーをターゲットにした専門店です。サバゲーに欠かせないエアソフトガンや各種パーツ、BB弾、ゴーグルなどを扱っており、通信販売にも対応します

「その店に行こう」という意志の強い顧客だけを受け入れるこれは、起業家なら心しておくべきことでしょう。長く愛される企業作りをするために、間違った客を取り込んで従業員を不幸にしない

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける方法』

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山田竜也

独立しようと考える人は、いつの時代もいるものですが、近年の雇用環境を見れば、一番美味しいのは、このフリーランスという形態もしくは一人会社でしょう。近年は、フリーランスにとって有利な環境が整いつつあります。

その主な要因は、以下の3つです。
1.フリーランスに仕事を発注する企業の態度の変化→抵抗感減少
2.労働人口の低下→需要増
3.ITテクノロジーの発達→事業運営のコスト減

「職業」×「ジャンル」×「専門分野・得意分野」で差別化して、希少性を高めよう

生活レベルを一緒にしたい会社員の年収に、プラス200万円くらい上乗せして稼がないと、ゆとりある生活を送ることができない

オフィスは不要。コワーキングスペースを使おう

相談役ポジションは、単価が落ちにくいというメリットがあります

私は、相談を聞いているうちに、「ここからはお金が発生する」と判断すれば、「ここからはプロジェクトになってしまいますので、料金が発生しないと厳しいのですが」と契約のタイミングをお客様に伝えています

無料で仕事をすることがないように、料金設定も含めて「商品やサービスをパッケージ化」しておくのも1つの方法

人は「価格文化圏」によっても払うお金が変わってくる
同じ講師の同じ内容のセミナーでも、六本木ヒルズで開催されているセミナーは受講料が10万円なのに、
公民館で開催されているセミナーは受講料が3000円なんてことが実際にあります。なぜ、同じ人で同じ内容のセミナーなのに、価格が異なるのでしょうか? それは、お客様の所属しているコミュニティが違うからです

安定して収入を得るためには、報酬形態を「月額報酬」にすることができれば理想的

ホームページで検索されやすいのは「誰でもいい仕事」

ランサーズで企業が発注する商品は、企業の言い値で受けるしかありません。
ところが、ココナラで自分がつくり出した商品は、こちらの言い値で販売できるので、人気が出るとそれなりの収入が期待できます
おすすめは、「CARRY ME」というサービスで、Webマーケティング、広報・PR、営業、Webデザイナー、人事、事業開発など、さまざまなプロフェッショナルのスキルをベースにフリーランスと企業をつなげてくれます

人を雇わない代わりに、テクノロジーには金を払うべし

〇収入を「見える化」しよう
投資層 売上はあまりなくても、経験としてやりたい仕事
収益層 大きく売上が見込める仕事
ベーシックインカム層 報酬が高くなくても、ずっと継続している仕事

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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お願いです!バカなオレを億万長者にしてください!!

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星野真

起業には、知識も必要ですが、それ以上に胆力や知恵、決断力が重要。

〇シンガポールに行くまでの準備(3つの課題)
1.英語の勉強をせよ
2.今まで教えてきたテニスの生徒から、お客様の声を取得せよ
3.お世話になった親に手紙を送ること

トモ社長が、アニキ達と縁繋ぎをするために、オレに嘘をついた。
ついた嘘は2つ。「住む家は用意してくれている」
「前にほかのテニスコーチがやっていて、すでに成功が確約されたビジネスモデル」
この2つとも、不安たっぷりのシンガポールでの生活──未知へのチャレンジが、まるで「成功の保証付」のように思える要素だ。

おそらく、最初にシンガポールの話を聞いた時のオレの態度を見て、トモ社長はオレの逃げの安定思考を見事に見抜いていたのだろう「いいかい、星野くん。君はそんな考えをしているから、いつまでたっても貧乏人なんだ。人はピンチに陥った時こそ、その人の“真の人間力”が試されるんだ。そういう時に絶望からイチ早く立ち上がる最大限の努力をできるかどうか。そもそも立ち上がる努力をするかどうか。

人は2つに分かれる。『絶望からイチ早く立ち上がる最大限の努力』ができる人間こそが、“真の成功力”がある人間なんだよ」……
なるほど。アニキ達は、「もしかしたら、シンガポールには日本人コーチの需要があるんじゃねーか?」というアイディアを、フリーペーパーに広告を出して反響を見ることで、事業モデルになるかどうかテストしたんだ

とにかくスピードにこだわれ。イケると思ったらすぐ始めろ。本当にいいビジネスモデルは、ほかの人もすぐに気づく。最初に手を出した奴だけがロケットスタートを切れるのだ。そして伸びると思ったらアクセルを全力で踏め

人類史上最高の発明は期限だよ人間は「期限」がないと動けない。自分の感情をコントロールできないんだ。それぐらい、楽なほう、楽なほうに逃げてしまう

当然、期限があっても頑張れる人間と、頑張れない人間がいる。で、それを試しているのが受験だよ

高学歴の人のほかに、期限内に頑張れる人間が多いのがスポーツ選手だったりバンドマンだったりする

客の言葉で語ること

名前を呼ばないとダメ

自分の感情が動かされた言葉は書き留める必要がある

狙ってる時間があったら、まず撃っちゃいなよってこと。それで間違ってたら、その結果をもとに狙えばいい

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『魔法をかける編集』

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藤本智士

海外にいようが、東京にいようが、地方にいようが、今求められているのは「ローカル」であること、つまり本当にその場にいる人の役に立つことです。テレビというマスメディアから流れてくる情報は、東京という特殊なローカル情報なんだと認識して、自らの土地に根ざしたビジョンを描くことが、いま僕たちには必要なんです

うまくまとまった! という満足感に満たされちゃうと、そこにたしかにあったはずの現場の熱量が失われていたり、もともと伝えようとしていた事が伝わっていなかったりしてることに、気づかなくなるんです

「創る仕事になってはいけない、頼る仕事を目指すのが吾々の念願ではなかろうか」河井寛次郎が棟方志功に言ったこの言葉をもって棟方は救われたといいます

インタビュアーであるあなたが、インタビュアーのままであるうちは、その原稿は、どう頑張っても取材相手の演説から脱せないんです。しかしインタビュアーのあなたが、まるで対談相手のようになって会話ができれば、別に紙面にあなたの写真が出てこなくても、意外と読めるインタビューになってるはず

現場で100パーセント持って帰るってことなんですが、これは、後からもう一度電話で聞けばいいやとか、後でネットで調べて補足すればいいやとか、そういう考えで取材にのぞまないということ

「こんなことがやれるといいな」が、「ま、無理か……」に変わるまでの時間はほんと一瞬です

象潟町の人たちにとっては、池田修三の版画作品は、あまりにもふつうで当たり前すぎたんです

<こんなものがあったらいいのに、を目の前に用意する>という魔法は、本当によく効きます

「なんも大学」ではその真逆、秋田のことをあまり知らない人でも、なんとなくイメージすることができる「なまはげ」「きりたんぽ」「秋田犬」などのステレオタイプな秋田コンテンツをあらためて取材しています。
それは、単純にこれらを検索したときに、良質な記事が検索上位に上がってこないからです

2016年に視聴率81パーセントを叩き出した番組がケーブルテレビにある御柱祭を生中継しているのはLCVだけだから

「これからのメディアが生きる道は郷土愛ですよ」(LCV坂本万明氏)

最後に一つ、大切な編集の魔法を伝えたいと思います。それは<待つこと>。
スペイン語で「待つ」という意味の「エスペラール」は、希望という意味の「エスペランサ」と語源が一緒

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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未来重視型予防法務の時代

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 鳥飼重和

これからは、予防法務的な発想でない契約で紛争になった時、致命的損害が発生する可能性が高い。
億を超え、兆の単位となる経営者の損害賠償責任の判例が出始めている。もはや強い法務なくして、強い経営とはなり得ない時代が到来した。

これまでの企業では、経営を優先し、予防法務がないために起きた経営に関する紛争で致命的な失敗をしていた。
そのため、最近、政府によるコーポレートガバナンス強化の方針に従って、大企業では、未来の安全と成長を図るという未来安全型の経営をしようとする傾向になっています。

それを実現する中核として、未来型の経営をするための未来型経営手法と、それを実現する未来型の人材の養成が必須になってきている。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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目を閉じて自分を取り戻す

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 大野裕、認知行動療法研修開発センター

目を閉じるだけで心は落ち着く。私たちは、日常生活の情報の多くを、視覚を通じて受け取っている。

あまりに多くの情報に晒されている時、一時的に遮断すると、心にゆとりが生まれる。そこに自分の好きな映像や音楽を取り入れると、心のエネルギーが湧いてくる。
心が疲れていると気づいた時、短時間でもよいので、そっと目を閉じる。そして、心の中で、自分の好きな映像を流してみる。これまで訪れて心が癒された自然の風景を思い出してもよいし、雑誌や本などで見ていく印象深かった景色でもいい。
できれば、その映像と一緒に、静かな音楽を心の中で流してみる。自分の思いやりを感じられる時間が生まれる。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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