「何故、分かっていても実行できないのか」フェファー

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計画だけでは、未来はやってこない。
なのに、多くの組織が話し合っただけで
行動した気になってしまう。

問題点を綿密に話し合い、全員が賛成するまで
徹底的に議論を重ねるうちに
問題が解決したような錯覚に陥る。

意思決定した内容が、実現したかどうかを確かめる
メカニズムが欠けているからだ。

意思決定を現場の行動に、確実に繋げるために
知識もあり、仕事もするリーダーが必要だ。

リーダーが伝える原理原則は、単純明快な方が良い。
組織が大きくなるほど、
明快な方が末端まで確実に繋がり、実践可能なものになる。

過去のやり方に拘ると、積極的な行動ができない。
人も組織も、成功体験を重ねると、
満足して学習意欲を失いがちだ。

将来の行動を、過去照らして判断していたのでは
革新的な製品やサービスは生まれない。

前例を乗り越える勇気を持つ事。
組織がそれを許容する雰囲気を持つことが重要だ。

 

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組織力を発揮する採用戦略

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得意分野を持った人に適材適所で活躍して貰う。

専門家としての経験だけでいいのに、
全体的なバランスまで求めるから、人材が採用できなかった。
ここで割り切る必要がある。
受け入れる側で必要なスキルが合致すれば、
その他は、ある程度は目をつぶる。
人物的に問題が無ければ、苦手な所は会社でカバーする。
そうすると、みんなの得意なところの合計が会社の力となる。

会社は、できるだけ社員の強みが生きる人事をする。
アベレージが60点の人よりも、1教科90点の人を集め、
それぞれの分野で活躍して貰う方が、人も組織も活性化する。

ドラッカー
「強みにフォーカスする」
組織の役目は、人の強みを成果に結び付け、
人の弱みを中和することにある。
あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。
弱みによってではない。
常に問うべきは、我々の強みは何か?である。

 

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水素ステーション80カ所増設

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2022年3月までに、水素ステーションを国内80カ所に
建設する計画を打ち出した。
これでは、水素燃料電池車(FCV)の普及は切望的だ。

09年に産業競争力懇談会がまとめた報告書では、
20年には1千カ所の水素ステーション網と明記していた。
この当時ですら、たった1千カ所ではFCVの普及など無理と
懐疑論が圧倒的だった。

新たに80カ所できたところで、
国内の水素ステーションは170カ所にすぎない。

1カ所の経営を支えるには、2千台のFCVが
利用しなくてはならない。
黒字化するには、34万台のFCVが必要になる。

ところが、経済産業省のロードマップによる
FCVの予測は、
20年までに4万台、25年までには20万台。
これでは、とてもペイしない。

水素ステーションがなければ、FCVは普及しない。
FCVが普及しなければ、水素ステーションは増えない。
負のスパイラルである。

 

 

 

 

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がん対策基本法の不備

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均霑化(きんてんか)という立派なお題目は、
あまりにも現実を無視した厚労省の愚策だった。

放射線治療医がいない病院に、
最高性能の治療機器だけが導入されている。
これは、異様を通り越して滑稽ですらある。

大半の病院が、アルバイト医師だけで治療に当たっている
お寒い現実が浮かび上がってきた。
厚労省がハコ物と専門医のバランスを考慮せずに
動いたツケが回ってきたのである。

癌は画像診断の進歩のおかげで、
早期の段階で発見されるようになった。

高齢の患者は、合併症や体力の問題から、
手術や抗がん剤に耐えられない事が多い。
彼らにとって、放射線治療は残された唯一の治療だ。

しかしながら、日本の放射線治療は脆弱きわまりない。
そればかりか、患者の方から希望しなければ、
無理やり手術を迫られてしまう。

現状では、放射線治療の施設に紹介されたところで、
信頼できる放射線専門医がいるのか、心もとない。

 

 

 

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働き方改革 松本晃

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まず、働くとは?
顧客の為に仕事をしている事。

今、顧客の問題を解決している。
もしくは、その努力をしているのなら働いている。

そうでなければ、忙しくしていても、働いていることには
ならない。

働くということは、簡単なことだ。
働き方改革は働くという事の定義を、はっきりさせてから
勧めるべきだ。

 

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