「パーソナルブランドは無駄」

Pocket

ティモシー・フェリス

起業家は、ビジネスを構築して、自分が現場に関わらなくても、収益の上がる仕組みを作らねばならない。自分が有名になり、ギャラを上げることを目的にしている芸能人とは、目的が全く違う。

起業家とブランディング、この二つの発想は、正反対なのです。講演者は、ある意味では芸能人だ。立場が違う。起業家が、パーソナルブランドを構築し、育てようとする事は、とても大きな障害になる。

ツイッターのフォロワーを沢山集めようと努力している起業家たちを沢山見てきた。彼らは、闘牛士に向かって行く牛のようなものだ。赤い旗を目がけて突進するが、結局、そこには空気しかない。

PRやマーケティングに金を掛ける代わりに、商品設計やデザインに投資する社長がいるが、それが正解だ。デジタルの世界では、より優れた商品であるという事が優れたPRやマーケティングになる。その逆は、成立しない。

パーソナルブランドを作ろうとするよりも、良いパーソナル商品を作ることが先だ。良い商品は、そのうちブランドに育っていく。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「第3次アーミテージ・ナイ・リポート」

Pocket

廣瀬茂夫 、関西経済同友会事務局長

5年前のリポート「日本が一流国に留まる気が無いのなら、このリポートは読まなくてよい。」

〇消費税再三延期している。
理由は、中国をはじめとする新興国の景気減速リスクに備えるという事だ。
過剰設備や過剰債務といった中国の構造問題が2年以内に解決するとは思えない。インフラ投資を増やして景気を支える今の構図が続けば、歪みは溜まり続ける。財政のリスクは、今後一段と高まるだろう。
日本の経済も毎年の補正予算に支えられている状態だ。2年半後に力強く拡大しているとは考えにくい。リスクに対しては、成長戦略を推進し、不況に強い経済体質に改める事が本筋だ。

〇成長戦略本丸であるデジタル革命への取り組み。
中国や韓国の企業との競争に目を奪われている間に先進国の変化を見逃した。
人工知能やIoTなどの分野で追いつこうという機運は出てきたが、一歩先んじる段階には程遠い。このままでは、いつまでも2番煎じだ。
オープンイノベーションに早く転換していく必要があるが、核となる大学は予算を削られ、やりたい事が出来ずにいる。

〇外交安保法制で一歩前進したが、外交力は乏しいままだ。
抑止力の為に、集団自衛権の行使容認を手に入れたのだから、次のステップは、これを使わずに済むように交渉することである。
だが南沙諸島の現状変更を迫る中国や核を手にした北朝鮮に立ち向かうだけのしたたかさは、日本の外交に感じられない。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

創業者目線(ファウンダーズ・メンタリティー)

Pocket

火浦俊彦

3つの要素がある。革新志向、オーナーマインド、現場へのこだわり。これらは、企業を立ち上げる創業者の目線に特長的に表れている。彼らに、成長を阻害する要素を聴く。

組織の複雑性、フォーカス不足が挙げられる。成長機会の欠如を挙げる経営者は、意外と少ない。彼らは、既存の業界では満たしきれない顧客ニーズを捉え、業界秩序を変える大志と革新の気概を持って、攻め続け、行動し続ける。その行動を鈍らせる事が、最大の成長阻害の要因である。

「市場がない」というのは、やる気のない部下の言い訳に過ぎないのだ。優れた企業も組織が成長するのに従がって、仕組みやプロセスばかりが肥大化し、創業者目線が失われることが多い。

事業を自分の事として捉え、負ければ将来がないとの切迫感を持つ。自分のお金を扱うがごとく無駄を嫌い、勝つための投資に回す目線を忘れない。その目線を忘れて、新たに台頭する創業者が率いる会社や、創業者目線を持つ会社に後塵を拝して、窮地に追い込まれる例も多い。

創業者目線を取り戻す事は、日本企業活性化の最大のテーマである。大企業は雇用を減らす。雇用を増やすのは、新興企業だからである。新たな創業企業が群生し、創業者目線が百花繚乱する事が、将来の日本に不可欠だ。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

インフレで政府の債務を解消

Pocket

クリストファー・シムズ、米プリンストン大教授

増税はFTPL(物価水準の財政理論)の考え方とは正反対だ。

ゼロ金利制約下で物価上昇を実現できるのは、中央銀行ではない。財政を司る政府だ。政府がインフレを起こすためには、増税で財政再建するのを棚上げしなくてはならない。

物価引き揚げに必要なのは、政府が政府債務を、インフレで帳消しにすると宣言することだ。政府が2%の物価上昇を達成するまでは、消費税増税を延期する。

しぼんでしまった人々のインフレ期待を高めるサプライズとなるだろう。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「SEO対策」

Pocket

ホームページの成果が出ない。ホームページは、蓄積型。
成果が出るまで時間がかかる。それは理解できるが、問い合わせが無くなってしまった。
反対に、フェイスブックは即効型。じゃフェイスブック広告はどうだ。やってみたが、成果はゼロ。

SEOでトップと言っても、それは決まったキーワードで検索したら1番上に出る。それだけのこと。売上とは、直接結びつかない。
SEO対策というのは、社会悪でもあると気が付いた。検索して、売り上げに結びつかなかった人。その人にとって、検索は無駄な行為だったわけだ。
そのホームページに失望した人は、2度と来ない。
失望した人は2度と来ないのに、長くやっていると検索数が増える。
つまり、徒労に終わる無駄な行為をする人が増える。

ホームページに失望して帰る人が増えるだけとも考えられる。これでは世の中にとっては、お邪魔虫である。それどころか検索数だけが多くて、実績の出ないホームページは、かえって、その会社の評判を落としているだけかもしれない。
これは、考えねばならない。

ネットに合う商材、合わない商材があるとしても、B to Bでは、ある程度の成果は出なくてはいけない。どうするべえか・・・
広告にかける予算が少ないのも原因の一つだが。かけたからといって費用対効果が合うとは思えない。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「経済の停滞」

Pocket

脇田成

ケインズは、需要側の理由を重視する。
需要不足なら、活用されてない資源を使う投資や消費の喚起が必要だ。
新古典派は、「売れるモノを作れないから」という供給側の理由を重視する。「作れない」なら生産性向上など構造改革を頑張るしかない。
需要不足をもたらす企業部門の過剰貯蓄を解消する手段も考えられる。

1.配当 2.設備投資 3.賃上げ4.内部留保課税=マイナス金利
1.株主ルートへの還元は、効果が薄い。個人の保有比率は17.3%に過ぎず、家計に恩恵はもたらされない。
2.主観的な設備不足は速やかに解消されている。
4.マイナス金利政策は、預貯金にペナルティーを与える事に近い。だから内部留保課税の意味も持つ。しかし、その影響は複雑だ。
3.もっと好ましいのが、賃金上昇から消費が拡大すること。賃上げで家計の所得を増やせば、その一定比率は消費に回ると考えられる。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』

Pocket

中島輝

「できる」と思う力がなければ、何事も成就しないのが世の常。
自分の考えを信じること。自分にとって真理であると思えることは万人にとっても真理であると信じること。それこそが天才である。
あなたの生活は見世物にするためのものではない。人は、自分の人生を支配する最高の権利を持っている。
水のように生きれば、どこへでも流れて行ける。人は自分で「自分の値段」をつけられる。そして行動を起こせば、万人は黙ってその値札に同意する。
偉大な人ほど平凡な一日を真面目に過ごす。
普通の人は「仕事」で買われ、高潔な人は「人物」で買われる。
自分の仕事をすることだ。すると自分の力が強化される。

魂の声に従うと、競争相手がいなくなる。本気で自分の能力を発揮すれば、その人の仕事は、他の誰の仕事とも違ったものになってくるからだ。
自分の魂が喜ぶ仕事に就くことが、人に喜びを与えられる仕事をする最低条件である。
希望や恐怖で結果は変わらない。自分を信じる力だけが結果を変える。

どうしても偉大な行為を求めるなら、
自分のできることを偉大な行為にすればいい。
我々は、他人のものになる前に、
自分自身のものにならなければならない。

孤立を受け入れられる人は、絶対的な自己信頼を持っている。
希望を抱くことに反対する人には、「過去」は譲ってやろう。
しかし、「未来」は我々のものだ。
勇気とは、何度でも立ち直ることである。

不滅の栄誉を手に入れたいなら、
「善とされているものが本当に善なのか」を探求しなければならない。
精神のある所には、力がある。
習慣の鎖を断ち切ると、自分の可能性に目覚める。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「過度な糖質制限は危険」

Pocket

中川恵一、東京大学病院准教授ノンフィクション作家、

桐山秀樹氏が心不全の為に60代で急死した。
彼は「糖質制限ダイエット」の第1人者として知られ、
短期間に20キロの減量に成功していた。
この件だけでは、糖質制限ダイットの功罪を断じる事は出来ない。
しかし、極端な糖質制限を長期に続けるリスクは指摘されている。

脳や神経組織などは、エネルギー源として糖しか使えない。
このため、一定量(総カロリー半分)の糖質の摂取は必要だ。
27万人を対象に調査した。
糖質の摂取割合が低いグループ(総摂取熱量の30~40%)と
高いグループ(同60~70%)を比較する。
すると、低いグループの方が死亡率が高かった。
過ぎたるは及ばざるが如しである。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「インフラ整備を傍観するな」

Pocket

中川大 関西経済同友会の講演より

関西は地元が努力しなくても、国土軸が関西に整備されてきた歴史があった。「北陸新幹線は新聞報道に出ているルート候補が決まり、進んでいる。」
と思っていたら、大きな勘違いである。
リニアや北陸新幹線は、他人事ではなく、関西自らの喫緊の課題だった。それなのに、「リニアは黙っていても関西まで整備され、名古屋で止まる事はない。北陸新幹線は、北陸の話」と思っている。
北陸新幹線期成同盟会では、北陸3県では知事が出席していたのに、京都・大阪からは、交通政策課長補佐が出ている。対応が遅れたと言わざるを得ない。

冨山・金沢は、もともと関西側だった。今や、圧倒的に東京が便利になり、東西のバランスが崩れた。新幹線整備の停滞理由は、否定的な先入観だ。鉄道整備の公共事業額は全体の1%に過ぎない。
なのに、全国メディアは、無駄・不要と散々批判的に報道した。関西の地元新聞でも、応援はせず、傍観的かつ批判的であった。
整備された新幹線は、他の公共事業に比べて効果が大きかった事は、データで明らかである。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket

「コーヒーの黄金比率は3分の1」

Pocket

壇ふみ

「いつも通りのコーヒー豆に、注ぐ湯の量をいつもの3分の1にしてみなさい」抽出されるコーヒーは、もちろん3分の1となる。
あとの3分の2は、お湯を足す。
これが不思議、アメリカンにならない。
雑味の無い、綺麗な優しいコーヒーになる。3
分の1しか湯を注いでないコーヒー豆には、ムクムクと美味しそうな泡が残る。「まだまだ、美味しいのが出ますよ。現役ですよ。」と言っている。

騙されてはいけない。此処から先は、雑味なのだ。
勇気を奮って、容赦なく捨ててしまう。
これだと、淹れる時間も3分の1ですむ。
お湯を足すわけだから、淹れているうちに冷めるという事も無い。
ゆっくり淹れねばならないというストレスから解放されたら、
コーヒーを楽しむ時間が増えた。
消費量も、ぐんと増えていた。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

Pocket