『ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法』

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1中野雅至

ビジネスパーソンで、そこそこ成果をあげた人におすすめなのは、何と言っても大学教授。自分の知恵を残し、かつ知的好奇心が満たせて、社会貢献もできるという、金儲けに飽きた人にはもってこいのキャリアです。今や実務家出身教授は主流となりつつあり、それだけサラリーマンから大学教授に転身しやすくなっている

大学教員の採用は、今や、コネより公募が主流独立行政法人の科学技術振興機構が「この大学が募集していますよ」というように求人情報をサイトで流しています
より正確に言うと、「JREC-IN(研究者人材データベース)」というものがあって、研究職を希望する求職者情報と、大学や研究所が出す公募情報をそれぞれデータベース化していて、ネットを通じて流している
日本の場合には博士号の有無は決定的な要素にはなっていません

<オーソドックスケース>オーソドックスなのは、ビジネスマンとして実績を積みながら、さまざまな雑誌などに論文を発表しているというケースです。ビジネスマンとして十年以上の経験があることに加えて、業界誌や学会誌に論文を発表しているような場合、大学教員に転職できる可能性が俄然高まります
<鉄板ケース>まず、十年以上のビジネスマンとしての実績です。これは、必須の前提条件です。これに加えて、
(1)博士号の取得、
(2)論文、特に学会誌に掲載される学術論文、
(3)学会活動への参加、
(4)学会活動を通じた人脈形成、
の四つがあれば完璧

学びたい分野ではなく、実務経験の生かせる分野を選ぶ
研究者層の分厚い分野は避けるべき
実務家しか扱えない分野に応募すると、非常に有利
知名度の低い大学を選ぶ
非都市部の大学を選ぶ
新設の大学・学部を狙う

〇学術論文仮説→先行研究→実証方法→結論という四つがきちんと示されているかどうか
〇先行研究の調べ方
(1)ネットか書店で参考文献を探す
(2)参考文献が豊富な新書を選んで読む
(3)新書の参考文献の中から「選書」を選んで読む(
4)ハードカバーの学術書を借りて読む
(5)選書や学術書に掲載されている学術論文を読む

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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「C to B時代」

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 佐藤康博みずほフィナンシャルグループ社長

blogC(消費者)がB(企業)をリードする。この流れは、モノ作りの工程と流通の構造そのものを大きく変える革命と言える。

個々の個性や多様な要求を、正当に汲み上げる事が出来る社会。それは、多様性が許容される社会であり、多様な個性が認知される社会である。「個性豊かなマス(大衆)」に、どう対応できるかが、企業の持続的発展に不可欠となる。

これは、日本のモノ作りの評価が変わる大きなチャンスである。つまり、日本のきめ細かさや丁寧さが、非効率というネガティブな評価から、多様性への対応というポジティブな評価に変わる。データを効率的に蓄積する。それをAIのディープラーニング機能を活用して認識、加工する。

それを更に、自らの企業活動に活かして行けるかが、企業の成長を決める。この「C to Bの衝撃」をどう生かしていくか、リーダーの覚悟と構想力が問われる。

エンシンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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「経験は色あせない」

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 村木厚子

厚生労働省で、生涯にわたる健康づくりは大きな政策課題だ。様々な検討をしたが、一番は「生涯現役」だった。活躍の場所がある事ほど、健康維持に効き目のあるものはない。問題は、高齢になるほど個人差が大きくなり、気力や体力に合わせた多様な出番を用意しなければならない。

それまで勤めた会社で引き続き働く、一定の年齢で体力に合わせて転職する、シルバー人材センターのように臨時的、短期的な仕事をする。そのような多様な選択肢が必要だ。

秋田県藤里町の発想は素晴らしい。「町民すべてが生涯現役を実践するシステム作り」として「プラチナバンク」への登録を呼びかけている。求める収入、仕事時間、やる気、経験に応じてバリバリ働く形から、支援付きで働く形まで、自分のスタイルで仕事ができる。ディサービスに通っている人でも登録できる。これなら、誰でもが参加できる。

映画「マイ・インターン」を見た。アン・ハサウェイの経営する会社に、シニア・インターンで入ってきたロバート・デ・ニーロ。彼は、シニアならではの知恵と経験で彼女を助ける。シルバーやプラチナは素敵と思わせてくれる映画だ。ポスターには、「Experience never gets old」経験は色あせない。とあった。

エンジンオイルのOEMの仲間の勉強塾より

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『1時間の仕事を15分で終わらせる』

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清水久三子

○仕事をインプット、プロセス、アウトプット(=頭文字を取ってIPO)に分けて効率化を図る

人生の大半を仕事漬けにしているようでは、“点”を打つ時間すらつくれない。自分だけの時間をつくるためには、生産性を高めて、仕事を短時間で終わらせることが不可欠です
仕事をやるときは、「箱から出す時間/しまう時間」が発生します。まとめて処理すると、意外にも多くの時間が削減されます
種類ごとではなくタスクごと、つまり一つの仕事に必要なものをまとめて「セット化」してしまっておくことでロスタイムと忘れ物を減らすことができます
情報収集だけはスピードを重視していません。手っ取り早い情報にとびついた結果、後で手戻りが発生したり、アウトプットの質が低くなってしまうことが多いからです

○スケジュールのコツ
(1)ミーティングは曜日を絞って入れる1日中外出、1日中ミーティング、1日中デスクワークとしたほうが、必要なものをあれこれと準備したり、持ち物や服装で悩む必要もなくなり時間が有効に使えます
(2)一週間の「気分」を想定してイベントを入れる
(3)移動時間も書き込む
(4)一週間の疲れ具合を考えておく

時間内で仕上げられるようになるための訓練として、まずは締め切りを半分に区切る
○会議を30分で終わらせるノウハウ初めの5分で何のために集まったのかという「目的」と、どこまで決めるのかという「ゴールの確認」を共有し、10分で資料の説明、10分で討議、最後の5分で結論とToDoと期日の確認という計30分間の流れが最も効率的です
出だしを丁寧にする知識やスキルを自分のものにする作業=技化(わざか)が必要です。技化とは、仕事で得た知識やスキル、注意点などを次にも使える形にしておくことです
○アウトプット段階でのボトルネックを解消するためのツール「利害関係者マップ」。賛成・中立・反対を横軸に、コトへの影響力を縦軸に(大・中・小)取ったこの「利害関係者マップ」は、実務上、大きな力を発揮します。一見、面倒に思われる利害関係者マップですが、アウトプット段階でのボトルネックの大半はここで起きるといっても過言ではありません

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『ありがとうの奇跡』

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小林正観

「ありがとうを言ったものが(感謝されたものが)、すべて、あなたの味方になってくれる」「ありがとう」を口にせず、「努力をしてなんとかしようとする人」は、「自分の力」しか信用していません

自分が全部やるのではなくて、自分の努力や頑張りを「ゼロ」にする。そして、他人を当てにして、そのことが得意な友人に味方になってもらい、やってもらうように考えると、人生がおもしろくなります

神様が好きなベスト3は、「掃除」「笑い」「感謝」人生は「何をするか」ではなく、「誰とするか」こそが大切

幸せの本質は「ありがとうと言い合える仲間」を見つけること「努力することや頑張ることに価値があるのではなく、喜ばれる存在であることが、人間の根源的な価値だ」「人から喜ばれる存在」になるには、「頼まれごと」を引き受ければいい

「徳」を積む方法とは、相手のラッキーを一緒に喜んであげること

結婚は、何のために存在するのか。じつは「幼児性を克服するため」に存在しているようです

人生相談の98%は、「相手を自分の思い通りにしたい」というもの

たとえ、お金が入ってきても、そのお金を自分の中に貯め込んではいけません。お金は「喜んでもらうため」に使うこと。すると、お金はどんどん入ってくるようになっているようです

お金が入ってくると贅沢華美な食事になる人は、落ちて衰運になっていく

人生の前半は「手に入れていく時間」、人生の後半は「手放していく時間」

人物をつくる4つの要素:「貧乏」「読書」「感動」「母親の感化」

私たちは、「他人に甘えてはいけない」「自分の力で解決しなさい」と育てられてきましたが、もしかしたら、その過程で、「とても大事なものを忘れてきた」のかもしれません。その大事なものとは、「人の善意や好意を受け入れる」ということです

「私には、弟子はいません。この人たちはみな、私の師匠です」(親鸞)

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『「残業ゼロ」がすべてを解決する』

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小山昇

残業が増えれば、人件費や固定費が増えて、会社の経営を揺るがします。残業が増えれば、訴訟リスクが増えます。残業が増えれば、社員の健康を損ないます。残業が増えれば、新卒社員がどんどん辞めていきます。

「ゆとり世代」以降は、「給料はほどほどでいいから、プライベートの時間が多い会社がいい」と考える学生が増えています。事実、「2016年マイナビ新入社員意識調査」では、「プライベート優先」が2011年の調査以降最高の56.5%。過去6年間で13%以上も増加

「今、中小企業を取り巻く経営環境は、『4つの理由』から大きな変化にさらされている」と捉えています。
(1)消費税増税による雇用・採用の変化
(2)新卒社員のトレンドの変化
(3)「月45時間以上」の残業は法令違反
(4)社員の「健康」を重視する機運

残業を賞与に連動させて、「残業が多くなると賞与が少なくなる」ルール「以前はクライアントごとに担当者が決まっていて、担当者は、ひとりですべての作業を受け持っていました。でも、これでは人に仕事がついてブラックボックス化し、他の社員が手伝うこともできません。そこで、仕事のやり方を切り替えました。

具体的には、『ベストテン管理』です。仕事を納期順に並べてベストテンを決め、納期の早い順に『手の空いている人』が週単位で作業をします。こうすることで社員の疲労も軽減され、辞める社員が少なくなりました。また、仕事が平準化されてミスも減りました」(ISO総研 山口智朗社長)

年間の締月を「3月から10月に変更」し、残業の多い社員を閑散期に残業させないようにした残業届に仕事内容を書かせたら、ピタッと残業がなくなった大切なのは、「始める時間」と「終わりの時間」会社から貸与された端末で友だちや家族に電話をしたり、LINEをしたり、自宅で好きなウェブサイトを閲覧してもいい。

私用を認めるのは、日常的に使用することで、ツールを使いこなすことができるようになるからです会社は、物をすぐに買い換えるのが正しい。なぜならITツールは、新しい世代のほうが、処理スピードも省エネ性能も高いからです「21時から4時までは社内システムに入れない」

エンジエオイルのOEMの仲間の勉強塾より

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『最強の生き方』

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アーノルド・ベネット

人生を心から楽しむには、自分の本能を満足させなければならない
人生は、前半の準備も大事ですが、後半で後悔しないことも大事。
他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ

あなたがどんなに若くても、人生の先輩が指し示した道が自分という人間に合わないと思うなら、その道を歩む必要などまったくない
自分をよく知らない限り本当の幸せは手に入らないが、逆に本能の赴くままに行動すれば、結果的に自分もまわりも不幸になる困難を上手に回避するのが大人の課題だとすれば、若者の課題は、困難に立ち向かうことだ。

そのとき立ち向かわないと、年を取ったときにもっと大きな困難となって自分の前に立ちはだかる。臆病になってはいけない。若い頃の苦しみは一時のものだが、楽な道を選んだツケは墓場まであなたにつきまとう

「親の期待」は人を一生、苦しめる風や潮に身を任せるように、ありのままの自分で仕事ができている人こそ、真に自分の人生を歩み、人生を楽しんでいると言える
「権力、金、学歴」への執着が人生をダメにする
将来のために今を生きても、その将来が「今」になったとき、決して楽しめない無駄は、別な言い方をすれば「楽しみ」だ。
目標とは無縁の、個人的な楽しみを持ってこそ、ぼくたちの人生は豊かになる

「決めつけない」「批判しない」「裁かない」金にならない仕事も進化させろ
働くという行為は、経営者と社員の間のつながりだけを指すのではない。もっと広い目で見ると、これは社会とのつながりを指す

ぼくがしっかり話しておきたいのは、たとえば若い詩人、画家、音楽家などの物質社会を「汚い」とあざけりながら、実はそれに頼り切っている若者たちだ。この類いの人間に、ぼくはたくさん会ったことがある。

物質社会をどうこう言う以前に、彼らの多くはまず借金をしている。つまり、アトリエを借りるとか、肉やビールを買うとか、ピアノを借りるとか、そういう生活の基本的なことでさえ、他人の金に頼っているのだ。極端な言い方をすれば、敵に頼るだけ頼って悪口を言う、非常に不誠実な人たちなのだ

すばらしい人生を歩んでいる人は、一度では足りず何度も何度も、ボートを乗り捨てている

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『ストックビジネスの教科書[プロフェッショナル]』

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大竹啓裕

借りたものに付加価値をつけて、他に貸し出す。これを「サブリース」と言います。人生の後半戦を起業で締めくくることが当たり前になる時代がくる

安定している会社は、設備メンテナンス会社、セキュリティー関連の会社、賃貸不動産会社、塾経営の会社など、ほぼすべて「ストックビジネス」だそうです
今あなたの事業、あるいはあなたが今から始めようとしている事業が長期間存続するかどうかは、そこにストックビジネスの要素がどれだけあるかなのです

〇ストック性の高低を左右する3つの要素1.収益性 2.継続性 3.属人性〇ストックビジネスを見分けるポイント・初回無料・機器の価格が安い・営業マンが提示する特典が大きい
マズローの下層の事業はストックビジネスになりやすい
コミュニティーへの所属など「所属と愛の欲求」や他社から認められる「承認の欲求」は、長期的価値として顕在化してきています
〇自社のリソースの中にストックビジネスになり得る要素がないか・何か貸せるコンテンツは無いか、使っていない資産は無いか・権利を認めてあげることで広がるビジネスは無いか・人が改善していくような要素は無いか・メンテナンス等により劣化を防ぐような商品は無いか・FC化可能なサービスは無いか・教育が得意な人材はいないか

ストックビジネスになるかどうかの分かれ目は、収益ユニットが増えるかどうかストックビジネスは経年劣化する

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利他の心

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京セラ創業者の稲盛和夫氏の『人間学入門』から

世のため人のために尽くそうなどという、大上段に振りかぶったようなことをいう人があると、インテリであればあるほどそれをせせら笑う人が多いようです。しかし、世のため人のために尽くそうということぐらい立派なことはありません。

私たちそれぞれが生まれてきた人生の目的は、世のため人のために尽くすことです。一燈照隅といいますが、どんな人でも素晴らしい役割を持って生まれてきたわけです。その役割を通じて、世のため人のために尽くすことが大事なことなのです。

世のため人のために尽くそうとすることによって、自分の運命を変えていくことができると思います。同時に自分だけよければいい、という利己の心を離れて、他人の幸せを願うという利他の心になる。そうすれば自分の人生が豊かになり、幸運に恵まれる、ということを仏教では説いているのです。

天台宗の山田恵諦座主に生前何度かお目にかかってお話をさせていただく機会がありました。ある時、「忘己利他」という言葉を教えていただいたことがあります。私はこれを「もう懲りた」と読むようにしています。そして自分だけよければいいという考えには、もう懲りたというように思ってきました。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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戦える軍隊が必要な時

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ジェフリー・ホーナン

現実の世界が非常に危険なことを、率直に議論して欲しい。例えば、台湾は中国のミサイルで人口集中地帯が攻撃される危険にさらされている。

この脅威は、やがて日本を巻き込む可能性がある。日本の基地もミサイルの標的となりかねない。

日本人は、防衛論議を一切拒否するのではなく、こうした軍事的脅威をオープンに討論した方がいい。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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