鮮魚店と美容室

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テレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)の
「THE行列」のコーナーから。

関東と関西を中心に182店舗を展開する、
時短カットの美容室「イレブンカット」。
10分で髪を切り1分でセット。料金は大人1,500円です。
気に入らない場合は1週間以内なら手直しは無料。
市販のヘアカラーは持ち込みもでき、
料金は技術料の2,000円だけ。
こうしたサービスが女性客の人気を集め、
客の6割以上が女性です。
創業者は元・鮮魚店の社員。
ひょんなことから、知り合いの美容室を継ぐ。
全く畑違いの創業者がある雑誌で、
美容室の不満が書いてあった。
「高い」「時間がかかる」「予約が面倒くさい」。
そこで、この逆を目指して開業。
目指したのは「安い」「早い」「予約なし」の美容室。
2000年に1号店をオープンし、理美容業界の市場規模が
縮小する中、売上を右肩上がりで伸ばしていて、
女性の心をつかみ、今後は全国展開を目指している。

私が面白いと思ったのが、鮮魚店と美容室の
共通点があるということ。
どう考えても、共通項などなさそう。
でも、視点を変えると、共通点があるのですね。
・顧客が両方とも女性
⇒女性客に喜ばれる気遣い、仕組み、演出をしないといけない。
スタッフの服は親しみやすさを演出するためオレンジ色。
ケープやタオルはピンク色。
女性が入りやすいと子供も連れてくる。
そして、上記の不満を解消してあげる。

これ重要ですね。
女性が喜ばれることをして、子供を連れてくると、
その子供もその後の顧客になる可能性が出てくる。
たとえ、いったん離れたとしても戻ってくることも考えられる。
子供のうちに記憶に刷り込むことは大事です。
将来の見込み客つくりにもなっているのですよね。

何か他のビジネスにも展開できそうやな、そんな気がしました。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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