『夢をかなえる習慣』

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アンソニー・バーグランド

あなたは人生という名の学校に入っています。

この学校には休みがなく、生涯にわたって
毎日なんらかの授業を受けつづけなければなりません。

嫌いな授業もあるかもしれませんが、
どんな授業でも受けなければならないのです。

カリキュラムは多種多様です。
仕事、家庭、恋愛、友情、金銭、道徳、健康、趣味などなど。

人はみな、ありとあらゆる授業を受けて
成長していかなければなりません。

どの授業にも教訓があり、
あなたはそれを謙虚な姿勢で学ぶ必要があります。
それを拒みつづけるかぎり、
その授業は形式を変えて何度もおこなわれます。
いわば人生の「補習授業」です。

教訓を学ばない代償はたいへん大きく、
場合によってはかなり手痛い損失をこうむります。

しかし、いったん教訓を学んで肝に銘じるなら、
なんらかの形で大きな報酬が得られ、
豊かな人生を送ることができます。

人生という名の学校では、そこに登場する人たちはみな、
教師です。

仕事では上司や同僚、部下、お客などがそうですし、
私生活では親や配偶者、子ども、兄弟、親戚、友人、知人、恋人などがそうです。

また、乗り物で隣に座る人や街中で道を教えてくれる人なども
そうです。

つまり、どの人も、あなたになんらかの
教訓を与えてくれる大切な存在なのです。

見本を示してくれる模範的な教師もいれば、
反面教師もいることでしょう。

しかし、あなたはどの人からも教訓を学ぶという
謙虚な姿勢を持つ必要があります。

それが人生の達人になる秘訣です。

「世の中で起こることすべてに何らかの意味がある」と
言われる。

いいことも悪いことも起こるが、
それをポジティブに解釈すると、
「我以外皆我師(われいがいみなわがし)」という
考え方に行きつく。

誰からも学ぶという謙虚な姿勢。

病気になったら、「もっと健康に気をつけなさいと」との教え。

治ってから、今までの生活習慣を改めればいいが、
もしそれをしなかったら、何回も同じことが起こる。

まだわからないのか、と分かるまで教えてくれる。
病気が師(先生)だ。

「人生の達人になる秘訣」
常に、「我以外皆我師 」という謙虚な姿勢を持つ。

エンジエオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『宇宙を解説 』

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小林正観

「誕生日おめでとう」と言われて、「別におめでたくもない」とか「またひとつ年をとっただけでうれしくない」とか、そのように思う方もいるかもしれません。でも、誕生祝いの本当の意味を知ったら、感じ方が変わってくるのではないでしょうか。
誕生祝いのほんとうの意味とは、「あなたがこの世に生まれてくれて、ありがとう」ということです。「あなたがいてくれたおかげで、どれほど幸せで、楽しく、豊かな時間を過ごすことができたかわからない。この時代に共に生きていてくれて、ありがとう」ということです。

つまり、誕生祝いは“感謝祭”。それを知ったら、いくら照れがあったとしても「別にうれしくない」とか「誕生日なんて祝ってもらわなくてもいい」などとは思わなくなるでしょう。「あなたがこの世に生まれてくれて、ありがとう」と言われて、うれしくない人などいないでしょうから。誕生日にはもうひとつの側面があって、それは母親が命をかけて産んでくれたこと、そのことに対して感謝をする日でもあります。

誕生日は年に一度ですが、「生まれてくれて、ありがとう」と365日毎日言われたら、どんなに幸せでしょう。「誕生祝」の何気ないひと言は、生き方について考えさせてくれる深い言葉なのかもしれません。
《あなたがこの世に生まれてくれてありがとう。》

人として、最も悲しいことは、自分の存在を無視されたときであり、存在を認めてくれなかったとき。「おまえなんかいらないよ」「死んじまえ」「出ていけ」「二度と会いたくない」等々の存在を無視する言葉や、「目を合わせない」「挨拶しない」とか、「なぐる」「叩く」等の動作や行為。
反対に、自分の存在を認められた時ほどうれしいことはない。その究極の言葉が、「 あなたがこの世に生まれてくれて、ありがとう」。「またひとつ年をとっただけでうれしくともなんともない」などと年配の人がシニカルに言うことがある。皮肉っぽく、あざ笑うような態度をシニカルというが、これは不機嫌と同義語。不機嫌は伝染(でんせん)する。
だれかに何かをもらったら、どんなものでも「ありがとう」とニコニコして受け取るのが真に成熟した大人。「不機嫌は最大の罪」という言葉があるが、逆に、機嫌のいい人は、まわりを幸せにする。誕生祝をしてくれたら、上機嫌で「ありがとう」とその感謝の気持ちを受け取る。
「いくつになっても誕生祝いはうれしい」という人には限りない魅力がある。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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