「小池都知事の出現」

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 須田慎一郎
これまでの都政は、首長のスキャンダルでもない限り、スポットライトが当たる事は無かった。
このため首長と議会が癒着の構造に陥り、やりたい放題になっていた。
東京都は、年間13兆円もの予算を動かす。その巨額の予算を巡って、とんでもない利権システムが形成されている。
都が抱える利権には、国会議員ですら手を出せない。そんな中に生まれた小池知事は、都議会自民党にとって、まさに鬼っこである。
内田茂都議の力の源泉は、東京都が発注する事業の一切を牛耳っている事。
業者が事業を受注するには、内田氏の了解が必要、そんな暗黙の掟がある。
企業から内田氏への献金の実態も、週刊誌で見られるようになってきた。彼は、13兆円の予算を私物化している。
このような旧態依然とした利権構造が今もまかり通っているのは、内田氏の存在に光が当たってこなかったからだ。
ただ内田利権を崩せても、クリーンにはならない。二階幹事長が、成り行きを見ている。利権の分捕り合戦となりそうだ。

エンジオイル、OEMの仲間の経営塾より

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