「ビジネスが破綻する大半の原因」

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マイケルE.ガーバー

ビジネスが破綻する大半の原因は、”ビジネスを始める人の大半が、
真の意味での「起業家」ではなく、
起業したい、という熱に浮かれた「職人」として働いているに過ぎない。”
という事実にあります。

「職人」によって運営されているビジネスは、ビジネスが働くのではなく、
彼ら自身が毎日働くことによって、成り立っています。
彼らは毎日、自分がやり方を知っている仕事を一生懸命にこなしていますが、「起業家」としての視点が無いために、成長に限界が生まれます。
そして、生計を立てるために、
彼ら自身がずっと働き続けないといけないのです。

大半の起業家が陥る致命的な問題点
大半の人が「起業家」と考えている人物像は、
実は真の意味での「起業家」ではなく、「職人」に過ぎません。
「職人」と「起業家」は、思考、行動習慣、信念が異なる全く異なる
生き物です。
「職人」と「起業家」の違いとして挙げられるのは、次のようなことです。

職人
ビジネスの”中”で自分が働く。
HOW to do(どうやってやるか?)を探す。
自分ブランディングする。
働き続ける。
生計を立てるために働く。
良い人材を探す。

起業家
ビジネスを俯瞰して運営する。WHAT to do(何をやるか?)を考える。
ビジネスをブランディングする。
出口が見えている。
意味あることのために働く。
良いシステムを作る。

「売上が伸びない」、「良い人材が見つからない」、
「個人事業主から抜け出せない」といったような、
ビジネスを始める大半の人が直面する問題は、
実はその多くが「職人型」ビジネスであることが原因となっています。

彼らはこういった問題を解決するために、様々な方法論を探し回ります。
しかし、結局のところ「職人型」ビジネスを抜け出せないがために、
”自分が忙しく働き続ける”という解決策しか生まれないのです。

彼らにとって必要なのは、
これ以上「職人」としての仕事を増やすことではなく、
真の「起業家」として生まれ変わることなのです。

エンジンオイルのOEM、マスクについても、企業家、経営者の意識を持って
行いましょう。職人の域に留まってはいけません。

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