村上和雄、筑波大学名誉教授
私は生命科学の研究を通して、
生命の本質は、人間の理性や知性だけでは
到底説明できないと考えるようになった。
たとえば、万物の書物に匹敵する膨大な遺伝情報を
極微の空間に書き込み、
それを正確に一刻の休みもなく動かしているのは神だ。
それを科学者の立場から言い換えた時、
人間の理性や知性をはるかに超えた大いなる存在
「サムシング・グレート」という表現になった。
この素晴らしい遺伝子の働きを知った時から
神を信じる世界とサイエンスの世界が
私の中で響き合い、共鳴するようになった。
それまでの私にとって、
信仰とサイエンスは共存していたが、
次元の異なる別々の世界でしかなかった。
ところがサイエンスの世界に神の働きの一部を見た。
このことは私の信仰的な成長の上にも大いに役立った。
それからというもの、神の御加護の素晴らしさを
科学者の立場から少しずつ世の中に
説くことができるようになった。
そして、今後のサイエンスの健全な進展には、
神の教えが不可欠であると確信するようになった。
つまり、世のために寄与するサイエンスは
神の教えに基づき、神の不思議な働きをいただかなければ
実現できないと考えるに至った。
エンジンオイルのOEM、マスクをやるにしても哲学が必要です。
世の中のためになるよう、神が導いてくれたらためらわずに前進すべきです。