新型コロナはパンデミックすると分かっていた。

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 「ジョンス・ホプキンスの科学者たちが
「最も懸念したパンデミック」は、
次のような特徴を持つ病原体だと結論付けていた。

2018年の報告書にある
「将来的に最も深刻な影響を与える可能性のある病原体」
・呼吸器系の感染症
・致死率が低い
・発症しない人が多い、あるいは軽症の人が多い
・そのような特徴を持つ RNA ウイルス

お分かりになりますか?
現在流行している新型コロナウイルスそのものなのです。

ジョンス・ホプキンスの科学者たちは、研究の結果、
「こういうものが世界に壊滅的なダメージを与える
危険性がある」として、
全世界に警鐘を鳴らすべきだと発表していました。

WHOのスタッフなどを含めて、多くの専門家たちは、
「新型コロナウイルスは、致死率が低く、
軽症の場合が多いから、
それほど心配することはない」としてきました。

いや、私もそのように考えていました。
「致死率が高い方が恐ろしいだろう」と。

しかし、公衆衛生上の問題はともかくとして、
社会に対しての影響は、「致死率が低い」方が高いのです。

まずは、そのジョンス・ホプキンスの発表を紹介していた
2018年の科学記事をご紹介します。

・致死率が低い→いつまでもウイルスの拡散が続く
・発症しない人、あるいは軽症の人たちが多い→感染した
ことに気づかずに行動し、どんどん感染を拡大させていく

これは「今現在の社会の状況そのもの」だと言えます。

新型ウイルスは、病気で亡くなる人の数は少ないですが、
感染した人の発症期間がインフルエンザなど
通常の呼吸系感染症に比べてはるかに長い
(それだけ、ウイルスが放出され続ける期間が長い)。

そして、若い人たちを中心に、新型コロナウイルスは、
感染しても発症しないか、極度に軽症なことが多いため、
「感染したまま社会で行動し続ける人がたくさんいる」。

その逆の場合はどうなるか。

つまり「発症率も致死率も高くて、
あっという間に重症化して亡くなってしまう」ような
感染症の場合です。
その場合は以下のようになります。

・感染すれば多くの人が早期に発症する→感染したまま
社会で行動する人の数は少なくなるので、
ウイルスの広がりが抑えられる
・致死率が高い→ウイルスが放出され続ける期間が
長くならない上に、
死亡した人の体内でウイルスは生きられないので、
ウイルスは次々と消滅していく

致死率の高い感染症として、
エボラや SARS などがありますが、
それほど感染は拡大しませんでした。
少なくとも、国境を大きく越えた感染拡大は
起こりませんでした。
これは「発症率と致死率が高い」ことも理由の1つです。
感染が広がりようがないのです。

私たちの考え方は「逆」だったのです。

恐ろしいパンデミックは
「致死率の高い病気」ではなかった。
最も恐ろしいのは「単なる軽い風邪のような病気」による
パンデミックです。

それが正しい予測だったことは、
単なる風邪により社会が破壊されていく様子を
今の私たちが見ているところからも分かります。」

エンジンオイルのOEMは、いいものをパンデミックしましょう。
目立つことなく、ゆっくり長く地道な努力を続けて。

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