リーン・スタートアップを駆使する企業

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T・オーエンズ、O・フェルナンデス

リーン・スタートアップは、ベンチャーで成功する秘訣だ。

リーン(無駄が無い)という言葉が表すように、 
お金を掛けずに試作品を作る。 
消費者の反応を見ながら改良を加えて行く。 
だから、事業リスクも小さい。

初めから大成功を狙うよりも、 
小さく生んで大きく育てる。

これを大企業も、採用すべきである。

大企業が新規事業で失敗するのは 
構造的に問題があるからだ。

1.自主性の欠如

  大企業はリスクを避ける。 
  十分な権限が与えられない。

2.報酬

  給与で守られ、成功した際の報酬も小さい
  サラリーマンには起業家精神が育たない。

3.財務

  社内に財源を依存している限り、 
  大胆な挑戦は難しい。

  そこで、新規事業部門は社内で隔離する。


ベンチャーと似た環境に置いて、
リーン・スタートアップを 実践すべきである。

社内に人材がいなければ、GEのように 
外部のベンチャーと組めばよい。

事業の選択と集中が進み、 
異質な経営資源に乏しい日本企業にこそ 
重要な経営手法だ。

エンジンオイルのOEMも、新しい事を始める時は、
リーンスタートですね。

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