権威主義の終わり

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社会が豊かになり、価値観が多様化すると 
権威主義が邪魔になってくる。

権威主義がはびこる組織は、
コンプライアンス(法令順守)上の課題を抱える。 
新しい発想を生かせずに、衰退していく。

ダイバーシティ(多様性)への抵抗は、 
男社会の不文律が崩れ、権威を無くす事への 
警戒心から来ている。

ハラスメント問題とは、権威を傘に人を動かそうとする事だ。 
警察や軍隊、スポーツなど、上下関係がはっきりした組織で 
未だに残っている。

ハラスメント問題を起こす人は、役職にすがり 
肩書きを利用して、権威を振りかざす。

権威主義の下では、組織に閉塞感が漂い、 
自由な発想が出てこない。

弁護士や公認会計士などの専門家も、 
資格という権威だけで尊敬される時代は終わった。

資格を背景に、一方的に結論を示すのではいけない。 
判断に至るプロセスこそ丁寧に説明すべきだ。

大学教授も、体系的な知識を示すだけの
一方的な講義では、学生は育たない。

思考力が問われる今、知識を活用する訓練が求められる。

権威主義を終わらせるアプローチが対話だ。

多様な価値観の社会では、対話のプロセスが 
解決策をもたらす。

唯一絶対の解決策が無い今だからこそ、 
対話を通じて着地点を模索する。

創造粋な問題解決に導くには、 
利害調整力(ファシリテーション)が必要だ。

今の時代に不可欠な事は、権威ではなく、 
フラットな関係による対話だ。

そのためには、交渉力の基本である 
ミッションの共有に向けた事前準備と論理的思考が必要だ。

信頼関係の構築が、対話の前提である事を忘れてはならない。

エンジンオイルのOEMというミッションを共有するための
事前準備と論理的思考が必要だ。
フラットな関係を築き、対話して思考する環境を作る。

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