『モノやお金がなくても豊かに暮らせる。』1

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ヘンリー・D・ソロー

資本主義経済のなかで、まったくお金なし、
交換なしで暮らすのは、現実的ではないが、
それでも「求めない」ことで
どこまで暮らしが自由になるか、知っておくのは重要だ。

自分のやるべきことを見つけた人は、
くたびれた古靴や古着を身に着けても美しく見えるだろう。

新しい服はいるのに、新しい発想はいらないという仕事には
用心したほうがいい。
中身がそのままなのに、服だけ変えても
どうにもならないじゃないか。

他人と同じものを欲しがるから貧しくなるのだ。

最も速く伝える手段が
最も重要な知らせを届けるとは限らない。

そもそもはじめから、所有という名の罠に
足を取られないようにするのが一番だ。

たいてい、ほんとうに必要なモノを持っていないのは、
金を持っている人たちの方である。

服を売って自分の思いを守るのだ。
そうすれば、世界が小さくなることはない。

どれだけの富を与えられても、
僕たちの目指す先は常に同じでないといけないし、
そこにたどりつく手段も、
基本的に同じでないといけない。

真に必要なものを自分で作る。
ゆっくり作るほど長持ちするものになる。

今の生活を維持することだけを考えているなら、
何も変えられない

紅茶もコーヒーも飲まなければ
それを買うために働く必要もない。

心さえいつも高く持っていれば、
お金がなくても、失うものは何もない。
余計な富で買えるのは余計なモノだけだ。
魂が求めるものを買うのに、お金はいらない。

必要ないモノはすべて捨てよ。
そして決別せよ。
欲しくもないものを買わされるために働く人生と。

金もない。仕事もない。友もない。
だから、すぐに旅に出られる。

善行こそ、ただひとつ絶対に損のない投資と言える

夢に自信を持ち行動するならば、
孤独は孤独でなくなり、
貧乏人は貧乏人でなくなるだろう。

エンジンオイルのOEMばかりやっておれませんな。

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