グリット

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「グリット」とは

ペンシルベニア大学の心理学教授アンジェラ・リー・
ダックワース氏が提唱する能力で、
ゴールに向かって熱心に最後までやり遂げる継続力、
意思の力とされている。

成功は、才能や知能には関係なく、
このグリットによってもたらされる。

グリットのエンジンになるのが、
「モテたい」 などの根源的な欲求。

だったら「モテたい」をゴールに、成功した姿を強く
イメージしながら進んで行こう。

たとえ途中で道に迷っても、恐れることはない。
最初に抱いた情熱、エネルギーさえ思い出せれば、
また戻ってくることができる。

自分の根源的な要求は何か

今、あなたは何のために勉強していますか? 
あなたの勉強の目的は何ですか?

一流大学に合格して一流企業に就職するためですか? 
資格をとれば、安定した収入を得られるからでしょうか? 
あるいは、親から言われて
とりあえず勉強をしている人もいるかもしれません。

それらは、はたして本当の目的なのでしょうか。

たとえばA君が弁護士を目指したのは、
「一人でも多くの人を救いたい」
「人と人との笑顔をつなげたい」という思いからでした。

でもある日、友達からこう言われたのです。

「いつもそう言っているけど、なんか抽象的だよね。
本当にそう思ってるの?」

「いや、ボランティアもやってきたし、
この気持ちに嘘はない」と
A君 は反論したのですが、
その言葉をきっかけに、
「自分は何のために弁護士になりたいのだろう?」と、
もう一度よく考えてみました。

その結果、実は「(有名になって)アイドルに会いたい」

「(人にしばられず)自由になりたい」と思っている
本心が見えてきたのです。まさに「青天の霹靂」でした。

ちょうど、勉強が行き詰まり、
自分で選んだ道のはずなのに
迷いが出てきている時期でした。
それが、自分の本音に気づいた瞬間、
勉強を「やらされている」から「やる」に変化しました。
本能的な欲求が、やる気を奮い立たせたのです。

「司法試験に合格したい」と
漠然と思っているだけだったら、
頑張る力もわかず、おそらく合格は無理だったでしょう。

あなたも、勉強をする本当の目的は何なのか、
もっと掘り下げて考えてみてください。

「いい大学に入りたい」「一流企業に就職したい」の
その先に、「お金が欲しい」「人気者になりたい」
「高級車に乗りたい」……
そんな根源的な欲求はあるのではありませんか?

これらは、総じていえば、
人やお金に「モテたい」という意識です。

この「モテたい」を強く欲することによって、
勉強への情熱がグッと高まります。

これは、勉強だけでなく、
ビジネスの世界でも同じことです。

日本人はつい自分を抑制しがちですが、
建前だけでは挫折します。

カッコつけずに欲求と向き合い、解放するのです。

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