「一貫性」が求められる時代

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神田昌典
これからの世界は、
「一貫性」が求められる時代だ。 

言っていることと、やっていることが一致していないと、
叩かれる時代に入った。

それは、インターネットにより、ますます加速する。 

「一貫性」は、糸井重里氏の言う「全体的」と同じだ。 

ネットもリアルも含めたトータルな表現の中で、
どこか一つでも嘘があったら問題になる。 

ある意味、「重箱の隅をつつく時代」である。

スポーツ選手や芸能人、政治家等の、
ちょっとした言動や態度に反感を持たれ、炎上してしまう。

ほとんどが、その人たちの本業とは関係ないところで起こる。 

一貫性が求められ、全体的に評価される。 
ますます、誠実で、正直であることが求められる時代となってきた。

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『負の感情を捨てる方法』

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心理カウンセラー、中島輝

《もし私があなたの立場だったら、
私もきっと同じことをしたでしょう》

これは、私がカウンセリングで
クライアントによくかける言葉です。

とても優秀なのに、一人で思い悩むところがあって、
何度も自殺を図ってしまうクライアントに
その言葉をかけた瞬間、
彼は張り詰めていた緊張の糸がふっとほぐれて、
わっと泣き出し、その直後に大きな安心感を得ました。

それは、「自分の不完全さ」を認められたことによる、
人間としてごく自然な反応です。

この言葉は、アメリカを代表する心理療法家、
カール・ロジャーズの「魔法の言葉」とも言われています。

相手の言葉を聞いて、聞いて、聞き続けて、
最後にすべてを受け入れる。

これは自分自身にも有効な考え方です。 
不完全な自分を受け入れるということです。

自分の中のどす黒い感情を認める。 
そうした瞬間に、嫌われてもいいから、
自分らしく生きようという勇気がわいてきます。

新しい自分が生まれます。

もし誰かに不満をもっていたら、
その人も不完全だと気づくのです。

すると、その人の欠点も
あまり気にならなくなると思います。 
自分も不完全だし、相手も不完全なのだということです。

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