「暴力の人類史」 スティーブン・ピンカー

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エンジンオイル、OEMの櫻製油所は
感情と理性の融合をまず行いたいと思います。

ヒトと共通の祖先を持つチンパンジーは暴力的だ。 
隣接する群れを計画的に襲撃して殺していく。

狩猟採集社会や部族社会では、戦争と略奪は 
日常茶飯事だった。

男の人生で撲殺される事、 
女の人生で強姦される事は、稀ではなかった。

戦争ではなくて、平時の時でも、殺人の頻度は、 
かつての最悪時のニューヨークを軽くしのいでいた。

公開処刑だの拷問だの異端審問だの、 
昔の人たちは本当に残酷だった。

子供と女性に対する暴力も同様だ。

子供への体罰も、女性の奴隷のような状態も 
当たり前の事と許容されてきた。

人類史を見ると、確実に暴力は減ってきた。 
私たちは、徐々に平和化している。

私たちの脳は、他者に共感し、他者の視点を取得する 
能力を進化させた。

そして、道徳的な感覚には生物学的な基礎がある。

これらをすべて検討した上で、 
未来に向けてより良い社会を築くために 
必要なのは理性である。

性善説か性悪説か、本能か文化かではない。 
感情と理性、生物学と社会学を深く融合させて 
考えて行かねばならない。

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