インテルの戦略

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ロバート・バーゲルマン

メモリ企業時代のインテルの強みは、
歩留りを改善するためのプロセス技術や製造技術だった。
ところが、投資が巨額になるにつれて、
強みは、ニコンのような製造装置メーカーへと移って行った。

装置メーカーへのパワーシフトが起こってしまった。
装置を購入して、ノウハウを獲得した
日本の半導体メーカーなどが台頭することになる。
インテルは、メモリからの撤退を余儀なくされた。

幸い、インテルはマイクロプロセッサへの
資源シフトに成功した。
これを実現したのは、経営陣ではなくて、
ファイナンス部門だった。
彼らのルール「ウエハー1枚あたりの収益性を最大化する」
これにより、より採算性の高い製品に
製造能力を割り当てたからシフトに成功した。

インテルは半導体部品を提供する会社から、
パソコンの覇権を握る会社にまでと躍進した。

自社の強みを分析しておかんといけませんなと痛感した
オンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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成功はゴミ箱の中に

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クロック・アンダーン(マクドナルドの創始者)

クロックは、野球をして得る喜びと変わらない喜びを
仕事からも得ていた。
彼にとっての仕事は、普通の人が美味しいモノを食べたり
デートするのと全く同じ。
生理的な喜びであり、本能的な快感だった。

マクドナルドを当てるまで、クロックは
長い下積みを経験している。
経営者になってからも、様々な困難に直面した。
粘り強い努力で、彼は克服した。

彼の記述は、あくまでも明るい。
下積み、苦労というトーンが、まったく無い。
好きな仕事を好きなようにやってきた彼には、
努力が娯楽になっている。

クロックがマクドナルド兄弟を、初めて訪れたのは1954年。
その後、亡くなる84年まで働き続けた。
死ぬまで、大好きな仕事を辞める事はできなかった。

夫人から「いい加減にしてくれ」と懇願されながらも、
メニュー開発や不動産開発を喜々として続けていた。
彼の頭の中には、引き際など無かった。

仕事に対する異常なほどの愛情と執着、
理屈抜きのスキスキ精神が、
マクドナルド帝国の基盤に在った。

我々も、そうありたいと願う、エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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