企業は変わる

Pocket

若い社員は、仕事を教えて貰う。
得意先を紹介してもらうなどの便益を得る。

その代わりに、若い社員は、自分の生産性よりも
低い賃金で働く。
年配になると、自分の生産性よりも
高い賃金を得るようになる。

すると、一つの企業に永く務めている社員は、
元が取れるが、途中で転職すると損をする。

このように、若い社員が年配の社員を支えている構図が
出来上がると、企業は利潤を上げ、成長する。
若い社員一人で年配社員一人を支えるよりも、
二人で一人を支える方が有利だからだ。

ところが、経済の環境が変わると、均衡も崩れる。
企業の成長が止まると、年配社員を支える
若手社員が減り、年功制は危機にさらされる。

長期雇用や年功制に、軋みが生じたため、
正社員のみを手厚く保護する解雇法制が
企業の足かせとなる。

このため、非正規社員の雇用が増えたのは、
やむを得ないことだった。

労働法制は、時代の要請を捉えてやってほしいと
期待する、エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

 

Pocket