具体的な育成のポイント

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人材育成の最終目的地を明確にする。
自分で考えて、行動できる人にする。

上司が部下に伝えるべき事と、考えさせる事の
仕分けをしなくてはいけない。

伝えるべき事は、何時までに何を目指すか。
つまり、目的と期限である。
これはビジョンと言ってもいい。

その上で、どうやって、どのくらいのペースで進むか。
つまり、目標と方法は、自分で考えさせる。

報告、連絡、相談に来ないなら、
上司の方からコミュニケヘションを取りに行く。
次からはこのタイミングで報告に来るように教える。

このように寄り添いながら、
経験を積み重ねて行けば、
いずれ自分で考えて行動できる人へと育って行く。

これは子育てでも同じ。

4歳の息子に、ご飯の後に、
自分で食器を片づけさせるには、
どうすればいいかを考えた。

最初は、つい叱ってしまったので
叱られるのが嫌だからやる、だけになってしまった。
これでは、自発的な心のエンジンは動かない。

そこで、笑っているママと怒っているママと、
どちらが好き?と尋ねてみた。

当然、笑っているママとなる。
ここで、目的が定まった。

さらに、ママは、どうやったら笑うと思う?と
考えさせた。
いろいろと話す中で、
食べた後の食器を、自分で片付けると
自分から提案してくれた。

こうして、ママを笑顔にするという
心のエンジンを搭載できた息子は、
今、自発的にいろいろお手伝いをしている。

エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

 

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「心のエンジン」の見つけ方

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いかに傾聴するか、これに尽きる。

優秀な営業マンは、しゃべらない。
相手の話を、とにかく聴く。
すると、本当のニーズが見えてきて、
相手にふさわしい商品を提供できる。
人材育成も同じだ。

世代ごとに大まかな特徴はある。
物が無い時代は、お金、名誉、家や車が
動機になった。

今の若者は、自己成長や貢献が
「心のエンジン」になる。
フィギュアスケートの羽生結弦選手が
次の目標に「4回転アクセル」を挙げていた。
自己の成長をモチベーションとして語っていた事は
象徴的だった。

エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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人材育成の3大NGワード

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NGワードは「なんでや!」「お前だけだぞ!」
「何回目や!」

「なんでや」と失敗した原因を尋ねているのだが、
そもそも本人が、それを自覚しているのは稀。
変えれない過去の失敗を責めるのではなく、
次にどうすればいいのかを一緒に考える。

「お前だけ」と周囲と比較しても、
昔ほど心のエンジンには繋がらない。

「何回目の失敗か」を数えるのではなく、
回を重ねるごとに、
本人が成長できている点を見つけて褒める。

昔は「根性」というマスターキー1本で
心の扉を無理やりこじ開けるスタイルが主流だった。
今の時代は、そうではなく
育成対象に合わせて心の鍵を使い分けねばならない。
仕事へのモチベーションを生み出す「心のエンジン」は
一人一人異なる。
まずは、寄り添うことだ。

エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

 

 

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